今月20日の青少年記念日を前に、タイ国健康促進財団は10~19歳の4割以上を占める約300万人にうつ病の危険性があると発表した。
同財団によると、事故によるケガ、HIV感染、麻薬などに悩む若者の多くがうつ病を発症し、長期間の治療を試みても自殺に至るケースが少なくない。また、複雑な家庭環境で育ち、しっかりと教育を受けられなかった若者に病気のリスクが潜んでいるという。
国際労働機関によると、現在15~24歳のタイ人約130万人が貧困などを理由に教育を受けられていない。特に15~17歳の半数が満足に教育を受けていないという調査結果もあり、対策が急務となっている。
source:Thairath