2021年、旅行は安価にできる?
「旅行自体は2021年に安くなり、旅行制限が解除されるとすぐに、地中海やヨーロッパを目的地とした旅行、長距離路線に大きな追い上げ効果が生じると予測しています」と語るのはDER Touristik Central EuropeのCEOであるIngo Burmester氏です。
ドイツに本社を構える旅行代理店で、ヨーロッパのツアーオペレーターでもあるDertourは、2020年のホテル価格指数の詳細を発表し、前年度からの結果を加味した上で「来年、旅行制限が緩和された場合に、経済回復を促進するホテルの価格は大幅な下落が発生するだろう」との見解を示しました。
調査対象は世界各国の主要人気観光地75地域の中で、3つ星、4つ星、5つ星を獲得しているホテルと、別荘のコストでした。
プーケットが調査対象地域最安価に
この調査によりますと、アジア全体に旅行制限はあるものの最も安価に泊まれる地域がタイのプーケット($29.38)、インドのデリー($34.08)、マレーシアのクアラルンプール($36.43)と続き、バンコクも$43.48となりました。
最も高価な地域は、スイスのチューリッヒ($246.76)、アメリカのロサンゼルス($237.36)、ニューヨーク($231.48)となっています。宿泊料金は、2019年から2020年の間で17%下落しており、オランダのアムステルダムに至っては51.6%の下げ幅となりました。一方で、モロッコのマラケシュは15.5%上がっています。
Source:Bangkok Post