ソンクランの初日13日夜。タイの北部ブリラム市の水かけ祭りのイベント会場で、地元のチンピラ5名が現役のムエタイ選手に本気で挑むという面白い事態が起きた。
ムエタイ王国ならではのユニークなアイデア
今回の珍騒動はイベントを開催していたブリラム市の政治家ネーウィン・チッチョープ氏の提案。ネーウィン氏は、毎年イベント期間中の若者の争い事が耐えないことから、開会式の場で「今回、会場でケンカした人はプロのムエタイ選手と強制的に3ラウンド対戦してもらう」と発表。
そして、水かけイベントが始まって数時間・・・開会宣言を無視して騒ぎを起こしたチンピラ5人がスタッフによって捕獲され、水かけ祭り会場中央に設置された特設リングに強制連行、数千人の大観衆が見守る中、本人らが自ら指名したプロの若手ムエタイ選手と対戦することになった。
イベントの開会式で今回のムエタイマッチを宣言するネーウィン氏
体格はあまり変わらない地元のチンピラと若手のムエタイ選手
普段は地元でケンカを繰り返しているというケンカ自慢のチンピラ。彼らの体格も相手のムエタイ選手によっては同じくらいで、もしかすると番狂わせ的なことも起きるかと思われた・・・しかし、結果は下記の映像の通り。
テレビ番組のような手加減はなく、ダウンしても蹴りをいれられほどにボッコボコ・・・
さすが、世界最強ともいわれるタイのムエタイ、若手といえどもその破壊力はバカにならない。