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タイ・バンコクの「ぼったくり」タクシーの攻略法と、乗車経験者へのミニアンケート

未だに絶えないタクシーの割増料金請求。滞在者、観光客、そして、タイ人までもが頭を悩まされる永遠の課題「ぼったくり」。そもそも何故、「ぼったくり」は起きるのか?タクシードライバーに聞いてみたところ、どうやら問題の根源はタクシーの運営実態と、多くのドライバーが抱える経済的事情という二つの問題が複雑に絡み合っていることが分かった。

タクシーのドライバーの給料は驚くほど少ないことで知られる。同じ公共交通機関でもスカイトレイン(BTS)の職員などとは異なり、客からの収益による「歩合」が柱。このためドライバーの多くは、通常、その他の仕事にも就き、時間によって友人などと車両を融通し合う「又貸し」が頻繁に行われている。

また、ドライバーの大半は、タイ東北部イーサン地方からの出稼ぎ者。同地方の賃金水準が他地域に比べ突出して低いことは周知の事実であり、前記の又貸しを行った場合、ぼったくりをしなければ「又貸し料」さえ支払うことができないという喫緊の経済実情もあるようだ。

割増料金請求のパターン各種

・最初から数百バーツを提示してくる(強制型)
・到着したらメーターが回っていなかった(すっとぼけ型)
・料金メーターの上がるスピードが異常早い(改造型)
・到着地への故意的な遠回り運転(演技型)

割増料金請求が起きる時間帯と場所

時間:17:00頃(渋滞時間と雨天時)〜
場所:シーロム、スクンビットなど人が多い場所

ぼったくりは時折、タイのローカルテレビのニュースにも取り上げられる一種の社会的問題。そもそも国が解決すべき問題と言えるが、タイの国家警察幹部が「タクシードライバーにもそれぞれの人生がある」と発言していることからしても分かるように、取締りの具体策や解決策が全く見当たらないのが現状だ。

海外留学を経て母国に戻るタイ人の中には、この当たり前ともなっている「症状」こそが、タイが「いつまでたっても先進国になれない大きな課題」と指摘する人も少なからずおり、国やタクシー会社も、もう少しそうした声に耳を傾ける必要があるだろう。

なかなか根絶されないぼったくり。では、どうしたら被害を未然に防ぐことができるのか。

ぼったくりに遭わないための攻略法

・なるべくBTS(スカイトレイン)を利用する
・最初から口頭で金額を提示してくるタクシーには乗らない
・怪しいと思ったら、その時点で下車しタクシーを乗り換える
・少し馴れ馴れしくタイ語で話しかける(イーサン語ならなお良し)

※助手席側のフロントガラスを開けて行き先を聞いてくるタクシーにも注意。
※対応が良くても過度なチップを渡さない事も重要。(旅行客も含む)

もっとも全てのタクシーがぼったくりに走っているわけではないことは言うまでもない。逆に、乗客が「得」をするケースもある。ある乗車の機会に、ドライバーがメーターを倒すのを本当に忘れたことがあった。到着の際、そのことを告げ「あなたのミス」と指摘したところ、「OK、 Krap(大丈夫です)」と言って無料扱いにしてくたドライバーもいた。運賃の1B〜5B程度なら、まけてくれるタクシーも日常茶飯事だ。

タイのタクシーで問題となるのは、ぼったくりばかりではない。炎天下、路上でタクシーを待っていたところ、「止まって」と手を挙げているのに、すぐ横を猛スピードで走り去っていくタクシーに遭遇した経験をお持ちの方も少なくないはず。公共性の意識などみじんも感じられない運転マナー。なぜそうなのか。彼らの「言い分」も聞いてみた。

乗車拒否をする理由

・ドライバーの自宅から遠い
・近すぎてぼったくれない
・エリア外、または行ったことがない場所
・めんどくさい

※上記はごく一部。タイではこのほか考えられない事が多々起きる。

読者のみなさまへ、タクシーにまつわるアンケート

ぼったくりや乗車拒否。カラフルな原色カラーで親しみのあるタイのタクシーだが、これら頭の痛い諸問題はなかなか解決しない。そこで一計。色の違い(タクシー会社・系列の違い)でサービス度を競ってみることに。「ぼったくりや乗車拒否に遭われた方へ。そのタクシーは何色でしたか」。下記アンケートへのご協力をお願いしたい。

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