軍事政権が全試合放送を決定!
13日早朝、いよいよブラジルワールドカップ(W杯)が開幕。地下鉄・チャトゥチャック駅では「Cheer for JAPAN, team of Asia!」として大々的にキャンペーンが行われるなど、日本代表への注目も高まっている。
そんななか、開幕を数時間後にひかえてタイでは、地上波テレビにてW杯全試合が無料放送されることが決まった。クーデターで全権を掌握した軍事政権の意向によるもので、「国民に幸福を取り戻すため」としている。
タイの軍政下では、1986年のW杯メキシコ大会でも国民の要望に応えて放送試合数が増やされており、今回もメディア規制を続ける軍政への批判を押さえ込む狙いが指摘されている。
夜間外出禁止のためバーなどでの観戦はNG
とはいえ、サッカーファンにとっては単純にうれしいニュースでもあるだろう。だが、ブラジルW杯のキックオフ時間は、ほとんどがタイ時間23時〜早朝5時となっている。
バンコクを含む多くの地域では現在も0時〜4時の夜間外出禁止令が発令されているため、スポーツバーなどで盛り上がることはできず、当面は自宅での観戦ということになりそうだ。