サッカーの女子ワールドカップ予選を兼ねた女子アジアカップでタイが5位に入り、初のワールドカップ出場を決めた。
ベトナムを下し、初のW杯出場!
5月14日から25日までベトナム・ホーチミンを舞台に行われた女子アジアカップ。4年に一度、アジアナンバーワンの座を争う大会であるとともに、来年カナダで開催される女子ワールドカップの出場権もかけて熱い戦いが繰り広げられた。
ワールドカップ出場権を手にするのは上位5カ国。タイは予選リーグ初戦で中国に0-7、続く韓国にも0-4と大敗を喫する苦しいスタート。だが、予選リーグ最終戦ではミャンマーを2-1と下してワールドカップ出場へ望みをつないだ。
そして、運命の5位決定戦。同じ東南アジアのライバルであり今大会の開催国でもあるベトナムを2-1と下し、タイは初のワールカップ出場の快挙を果たした。
W杯で“なでしこVSタイ”の激突も!?
女子ワールドカップは1991年より男子と同じく4年に一度開催されており、来年のカナダ大会で7回目を迎える。前回大会では“なでしこジャパン”こと女子日本代表が世界の頂点に立ち、日本での女子サッカー人気に火をつけた。
来年のカナダ大会では出場国が16から24へと拡張されたことで、アジア枠も3から5へと増加。加えて今回は、前回大会でドーピング違反があった強豪の北朝鮮が出場を禁じられているという、千歳一隅のチャンスをタイは見事につかんだ形だ。
来年の女子ワールドカップでは、2大会連続の世界一を目指す女王・なでしこジャパンに女子タイ代表が挑む姿も見られるかもしれない。