中東の強豪・UAEに価値あるドロー
サッカーのワールドカップ・ロシア大会出場を目指すアジア最終予選が13日に行われ、日本と同グループを戦うタイはホームでUAEと対戦した。
試合は前半を0-0で折り返すと、後半に入って69分にタイのモンコン選手が待望の先制ゴール。後半ロスタイムに同点ゴールを許してしまったが、中東の強敵・UAEを相手に勝ち点1を手にした。
勝っていればタイにとって最終予選史上初の勝利だっただけに悔しい失点ではあったが、オーストラリア戦に続いてホームで価値ある勝ち点獲得となった。
新指揮官の下、さらなる進化を見せられるか…
セルビア人の新指揮官、ラエヴァツ監督の下で臨んだタイは、「タイのメッシ」ことチャナティップ選手をはじめ多くの主力選手を負傷などで欠く苦しいチーム事情だった。
そのなかで、新戦力も投入しながら勝ち点を獲得できたのは大きな収穫だ。ワールドカップ最終予選では最下位に沈み、すでに敗退が決まっているが、タイにとっては一戦一戦が今後につながる貴重な経験。
すでに本戦出場が決まっている2019年のアジアカップ、そして次のワールドカップ予選へ向けて、アジアレベルでも一目置かれる存在となったタイ代表がどんな進化を見せてくれるか楽しみだ。