タイが大会最多3度目の優勝
AFF(東南アジアサッカー連盟)U16ユース選手権がカンボジアで開催され、U16タイ代表が2大会ぶり3度目の東南アジアチャンピオンとなった。
同大会はAFF加盟国を中心に争われるもので、基本的に毎年開催されている。招待チームが参加する場合もあり、2012年には日本が出場して優勝を飾ったこともある。
同大会は今回で10回目の開催。タイは今大会の優勝で、ミャンマー、ベトナムと並んでいた優勝回数で単独のトップとなった。
準決勝でオーストラリアも撃破
大会前にU15日本とバンコクでトレーニングマッチを行い、0対4と完敗を喫していたタイ。大会に入っても初戦でラオスに0対1で敗れるなど不安を感じさせる出だしだったが、2戦目からは勝利を重ねてグループリーグを2位で通過。
準決勝では、グループリーグを圧倒的な力で首位突破していたオーストラリア(2013年にAFF加盟)を3対2と下して見事、決勝に駒を進めた。
【準決勝/3-2オーストラリア】
www.youtube.com/watch?v=41fQiMApLLc
決勝戦では、ミャンマーを相手に3対0と快勝。
【決勝/3-0ミャンマー】
www.youtube.com/watch?v=iePM54U2fqw
今後につながる意義ある優勝
今回はタイリーグの育成組織などからはあまりメンバーが招集されておらず、必ずしもこの年代の最強メンバーとはいえなかった。それでも、東南アジア王者としての地力を見せつけての優勝は見事だった。
アジアトップレベルであるオーストラリアに真剣勝負で勝利したことも今後、上昇気流に乗るタイサッカーのさらなる発展につながることだろう。