ホームで逆転、2大会連続優勝を決める
サッカーの東南アジア王者を決めるAFFスズキカップ決勝が12月14日と17日に行われ、タイが2試合合計スコア3対2で勝利して、単独で史上最多となる5度目の優勝を決めた。
アウェイのインドネシアで行われた第1レグで、タイは1対2でまさかの敗戦。勝つしかない状況に追い込まれてホームでの第2レグを迎えることとなった。
第2レグでは前半に新戦力として定着したフォワードのシローが先制ゴールを挙げると、後半にも再びシローが決めて2対0。2試合合計スコアで逆転し、タイが2大会連続5度目の東南アジア王者となった。
【第1レグ】インドネシア 2-1 タイ
【第2レグ】タイ 2-0 インドネシア
MVPにチャナーティップ、得点王にティーラシン
大会MVPには来年7月からのコンサドーレ札幌加入が発表された「タイのメッシ」ことチャナーティップ・ソングラシーンが、得点王には6ゴールを挙げたタイのエース、ティーラシン・デーンダーが輝いた。
優勝トロフィーとともに、10月に崩御されたプミポン国王とワチラロンコン新国王の肖像を掲げたタイ代表の選手たち。タイにとってはさまざまな意味で歴史的な、価値ある優勝となった。