タイでも勝った“天才ムエタイ少女”
ムエタイといえば、言わずと知れたタイの国技。そのムエタイの“天才少女”が日本で注目を集めている。
その名は伊藤紗弥、今春高校生となったばかりの15歳だ。4歳でキックボクシングを始めると、早くから才能が開花。男子を相手に40勝以上あげるなどしてジュニアタイトル4階級制覇、93戦88勝という脅威的な戦績を残した。
中学2年時の2012年には本場・タイでも試合を行っており、ここでも7戦6勝1敗という好成績。タイでは年齢制限がないため、プロとしてWPMF(世界プロムエタイ連盟)女子世界暫定王座のタイトルも奪取した。
本格的な「ワイクルー」に注目!!
そして今年4月、日本でプロとしてリングに上がれる年齢に達した伊藤はついに日本でのプロデビューを果たした。
舞台は、数少ない日本でのムエタイ興行として2009年から行われている「ムエローク2014」。23歳の韓国人、パク・ヘヨンを相手に見事に初陣に勝利した(試合の映像は下部動画の3分付近から)。
その勇ましい戦いぶりもさることながら、試合前に「ワイクルー」と呼ばれるタイの伝統の舞いを本格的に踊るシーンにも注目。“天才ムエタイ少女”の登場が、ぜひ日本でムエタイが広がるきっかけとなってほしい。