タイ最大級のムエタイイベント『MAX MUAYTHAI(マックス・ムエタイ)』の今年最後の大会が12月10日、バンコク郊外のコンケーン県にて開催された。
ブアカオが快勝!今年最後のムエタイ世界大会
注目カードとして上げられていたのは、やはりブアカーオvsエンリコ・ケール。10月のゼビオアリーナ仙台での「MAX MUAYTHAI JAPAN2013」以来の試合となった「国内で最もガチになる同大会」。
序盤エンリコのコンビネーションに惑わされる場面もあったが、最後はムエタイの醍醐味というべく”見事なカウンターごしの肘打ち”でダウン。判定の結果、見事に勝利を勝ち取った。
※抜群のボディーバランスと瞬発力で、見事に肘打ちを決めるノックアウトシーンは13:30辺り
世界的に注目される格闘技ムエタイ!でも、依然として国内は無関心!?
本気のキックボクシングが「国技」というタイ。国技がワールドスポーツであるにも関わらず、未だに貧困層のするスポーツと見なされ、国内での社会的見方は思っている以上に低く、俗言う中間層や富裕層には軽蔑される状態が変わらないのが現状だ。
貧富の差の激しいタイにおいて、貧しい家庭に生まれた子の資本は自分の肉体のみ。ムエタイ選手もしくは売春婦になるしか生きていく術がないといわれることすらある世界でもある。
96 BOXING CLUB from Jérôme de Gerlache on Vimeo.
昔の日本の様にスーパースターやモデルが実況席に座るというようなカタチは、現在の「背伸びハイソ」が増殖するようなバンコクでは到底考えられない事ではあるが、伝え方や見せ方を工夫すれば、タイ国内でも格闘ブームのような流れも見えてくるのではと思った。
「MAX MUAYTHAI」という大会は10社以上の大手スポンサーが協賛してる最大級のムエタイ大会。試合などのスケジュールは、下記のオフィシャルサイトまたは、ファンページから見ることができるので、興味のある方は是非一度チェックしていただきたい!
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