2度追いつく粘りを見せたチョンブリー
2月17日、クラブチームのアジア王者を決めるACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)2015の本戦出場をかけて、Jリーグの柏レイソルとタイのチョンブリーFCの大一番が柏を舞台に行われた。
試合は前半8分に柏が武富孝介のゴールで先制したが、その2分後、チョンブリーFCもすぐに同点に追いつく。
後半、柏は勝ち越し点を挙げたものの、粘るチョンブリーFCもクルゥクリットのゴールで同点としそのまま延長戦へ突入した。
PK戦での決着も目前となった延長後半10分、柏がコーナーキックから決勝点を挙げて3対2、120分の激戦を制した。
気温差30度の「鬼門」で大善戦!
今季のACLでタイに与えられた出場枠は1(昨季リーグ優勝のブリーラム・ユナイテッド)、そしてプレーオフからの出場2(リーグ2位のチョンブリーFCとタイFA杯優勝のバンコク・グラスFC)というもの。
タイのチームにとってはこの時期、東アジアの国での戦いは30度近い気温差があるため鬼門となっており、昨季もプレーオフを戦ったチョンブリーFCは中国の北京国安とのアウェイ戦で0対4と大敗した。
柏に計40本以上のシュートを放たれるなど終始ボールを保持される戦いではあったが、昨年のスズキカップ(東南アジア)優勝に貢献したクルゥクリットが素晴らしい個人技からゴールを決めるなど、存在感を見せた戦いぶりは評価に値するだろう。
もう一つのプレーオフ組であるバンコク・グラスFCも北京国安に0対3と敗れたため、今季タイからの本戦出場はブリーラム・ユナイテッドのみとなった。Jリーグ王者のガンバ大阪と同組となっているだけに、日泰の王者対決が今から楽しみだ。
【ACL2015プレーオフ 柏レイソル×チョンブリーFC ハイライト】
www.youtube.com/watch?v=8jOGESYiEF0