7月16日(水)、バンコク・ラジャマンガラスタジアムで、タイリーグ所属の日本人選手選抜とU-23タイ代表のドリームマッチが開催され、試合は日本人選抜が3-2で勝利した。
元日本代表・黒部が決勝ゴール!
同試合は、今年9月に韓国・仁川で開幕するアジア大会に向けたタイ代表の強化試合として、タイサッカー協会の依頼によって実現することとなったもの。
タイ・プレミアリーグ初の日本人監督であるチョンブリーFC・和田昌裕監督のもと召集された日本人選手たちが、U-23タイ代表と対戦した。
試合は前半21分にU-23タイ代表が先制。しかし日本人選抜もその7分後、長くタイリーグで活躍する猿田浩得(シンタールアFC)のゴールで同点として前半を折り返す。
後半に入り再びU-23タイ代表が勝ち越したが、後半35分に馬場悠企(チョンブリーFC)のゴールで同点。その直後にはコーナーキックから元日本代表の黒部光昭(TTMカスタムズFC)が逆転のゴールを決めて、そのまま日本人選抜が勝利した。
まさに“タイならでは”の豪華なピッチ
和田監督をはじめ、コーチ・スタッフ陣も“日本流”で戦うチョンブリーFCから派遣されており、世界一多くの日本人が戦うタイリーグならではの「オール・ジャパン」。
スタンドには日本人選手の名前を掲げる日本人サポーターの姿も見られ、これもまた世界最多レベルの日本人が住む街、バンコクならではと言えるかもしれない。
櫛田一斗(チョンブリーFC)、猿田浩得ら長くタイリーグで活躍してきた選手たちと、カレン・ロバート(スパンブリーFC)、西紀寛(ポリス・ユナイテッド)、黒部光昭といった今季新たに加わった豪華な面々がコラボしたピッチは、改めて日タイのサッカー交流が“ただならぬレベル”に達していることを実感させてくれるものだった。