ブリーラムが2年連続4度目のリーグ優勝
今シーズンのサッカー・タイプレミアリーグが幕を閉じ、ブリーラム・ユナイテッドが2年連続4度目の優勝を飾った。首位・ブリーラムと2位・チョンブリーFCが勝ち点1差という緊迫した状況で最終節を迎えた2014年シーズン。
ともに最終戦に1部リーグ残留をかけるチームを相手に激しい戦いが繰り広げられたが、勝てば無条件で優勝となるブリーラムが勝負強く勝ちを手にしてリーグ連覇を決めた。
今季は苦しんで手にした栄冠
昨シーズンは国内4冠を達成するなど圧倒的な強さを見せたブリーラムだったが、今季は苦しい戦いだった。
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場による過密日程でスタートダッシュに失敗すると、徐々に地力を見せて浮上したものの、後半戦は和田昌裕監督率いるチョンブリーFCが難敵となり最後まで激しい優勝争いが展開された。
それでも、残り2試合を残した段階で首位に躍り出ると、“負けられない戦い”を最後まで勝ち切った強さはさすが“タイの王者”と思わせるものだった。
アジアの舞台での活躍にも期待
優勝したブリーラムはアジアのナンバーワンクラブを決める来季のACLに出場、2位のチョンブリーにも本戦出場をかけたプレーオフへの出場権が与えられる可能性が高い。
レベル、環境、待遇などさまざまな面で成長著しいタイのサッカーが、来季はアジアの舞台でも輝くのを期待したい。