女子シングルスを制したラチャノック選手
2月8日から13日まで、バドミントンの国際大会「Princess Sirivannavari Thailand Masters 2016」がバンコクを舞台に開催された。女子シングルスでは、タイのスポーツ界が誇るヒロインのひとりであるラチャノック・インタノン選手が地元の声援を受けて見事に優勝を飾った。
ラチャノック選手は決勝戦まで4戦連続のストレート勝ちで順当に勝ち進むと、決勝戦ではファイナルゲームまでもつれ込んだものの、17対17の同点から最後は4連続ポイントを奪ってタイトルを手にした。
初の五輪メダル獲得にも期待が膨らむ
東北部ロイエット県出身のラチャノック選手は、今月5日に21歳になったばかり。しかしながら、すでに世界レベルで特筆すべきキャリアを重ねてきている。2009年には世界ジュニア選手権(19歳以下)を史上最年少の14歳で制すると、2011年まで同大会を3連覇。2013年には世界選手権でタイ人選手として初となる金メダルを獲得しており、こちらも18歳という史上最年少記録だった。
16歳で初出場したロンドン五輪ではベスト8で敗退したが、その翌年の世界選手権ではロンドン五輪金メダリストを決勝で下して優勝。2度目のオリンピックとなるリオデジャネイロ五輪では、タイバドミントン界初のメダル獲得が大いに期待される。