ファンページの読者からアイデアを募り、それが実行可能かどうか実際に試してみるfacebookのファンページが今、タイで大ブレイクしている。
スポンサーもついて全面支援。実行の様子はビデオ撮影され、Youtubeに投稿されている。facebook上の「いいね!」は100万クリック以上にも。日本ではあまり見られないスポンサーとタイアップしたfacebookの有効活用に、視聴者の関心も高まっている。
サイアムスクエア編
「携帯電話に愛のメッセージを表示させておき、『写真を撮ってくれますか』を頼んでみるのはどうだろう?」
こんなアイデアを実行に移したのが、この動画。男性向け化粧品メーカーのAXEがスポンサーに付き、バンコクの繁華街サイアムスクエアで「ロケ」が行われた。
「スミマセン、写真を撮ってくれますか」と携帯電話を渡す2人組。「いいですよ」と応じる若い女性。
携帯電話の画面には「君と知り合いたい恥ずかしがり屋がいます。このチャンスを見逃したくないそうです。連絡先を教えてくれますか」の表示。書き込みに気づいた女性は思わず照れ笑い。
それでも好感を持ったのか、「彼がその恥ずかしがり屋です」と伝えると、「いいですよ」と回答。実験は大成功に終わった。
エメラルドビーチ編
次の動画は、エメラルドブルーに輝くビーチでの一コマ。テーマは同様に「どうしたら彼女を作れるか」。
ファンページに寄せられたアイデアは「彼女へのプレゼントと称して買い物に付き合ってもらい、それを贈ってみたらどうだろう」というもの。
早速、実験開始。買い物に悩む黒Tシャツ姿の男性。横にいた若い女性に「彼女のためにプレゼントをしたいので一緒に探してくれませんか?」
一瞬、ためらいながらも「いいですよ」と応じる女性。「これなんて、どうでしょう」と伝えたところ、「では、それを君に。実は僕には彼女がいません。受け取ってもらえますか?」
女性はわずかに、はにかみながらも、「いいんですか?」とまんざらでもない様子。お礼に連絡先を伝えたところで、こちらも実験成功だった。
「予約済」のプレート編
実験が成功するばかりとは限らない。「どうしたら彼氏ができるか」が今回のテーマ。ファンページ寄せられたアイデアは「僕は予約済みですというプレートを持って写真撮影をお願いするのはどうでしょう」という女性読者からのもの。
早速、実験開始。2人組みの女性が通りを歩く若い男性に声をかける。「これを持って写真を撮らしてもらえますか」。手渡したのは「僕は予約済み」と書かれたプレート。でも、何が「予約済み」なのかは、一見しただけでは分からない。
結局、数人にトライしたみたが、いずれも意志が伝わらず、実験は失敗に終わった。
後半の2つの実験も同様にAXEがスポンサー。一連の動画はシリーズモノとしてYouTube上で高い人気を集めている。facebbokという無料ツールから発し、スポンサーを介することで成功した新ビジネス。タイのfacebookファンページが今、熱い!