音楽好きが”タイの音楽”と聞けば、”ルクトゥン”や”モーラム”を思い浮かべるだろう。
どことなく昭和の雰囲気を感じるタイの歌謡曲「ルクトゥン」は、日本の演歌などとは異なり、比較的テンポが早いことで現代のタイポップスとしても十分通用する音楽ともいえる。
そして、今回、その「ルクトゥン」が新たな偉業を達成した。
YOUTUBE公開後、1年弱で再生回数1億突破した昨年の名曲
タイの国民的スターといわれるルクトゥン歌手のインリー・シージュムポンさんが歌う『コージャイトーレークバートー』(あなたの心と電話番号を交換してあげる)という曲が、先日4月7日にYouTubeで再生回数1億回を突破した。
彼女の曲は、YouTube昨年の1月23日に公開後、たった439日目。タイ国民の伝統的とも言える音楽が約一年弱で、脅威の1億回達成となり、タイ国外からも注目されつつある。
やはりタイは親日国、音楽レーベルが日本語訳をアップしている件
タイの音楽に驚かされるのはときおり日本人向けに歌詞の日本語字幕バージョンを用意していること。
イントロからサビ、アウトロに渡るまで、フルソングを日本語に訳して日本を意識した音楽配信している。動画の説明欄にはタイらしさを感じるユニークな説明書きがされてるのが面白い。
[box type=”shadow”]【YOUTUBEの日本語字幕版に書かれている説明書き】日本人のファンが歌詞を理解するのを援助するために、Grammy International公式の日本語歌詞付きYOUTUBEをぜひ再生して視聴してみてください♪スタッフは日本人ではないので、もし言葉や文法が間違っていたらすみません>_<[/box]
争い事も緩和させるルクトゥンの底力
さらに、驚くことにタイの歌謡曲は人を楽しい気持ちにさせる特効薬的な効果も持っていること。
下記の動画はブリラムユナイテッドの試合中に起きたサポーター同士のが争い事。現場は一時騒然となり、発煙筒を炊き始める始末・・・しかし、インリーさん(ブリラム県出身)のヒット曲をかけた途端、サポーターは喧嘩を止め全員でを大熱唱を始める。
国民的歌謡曲は国民同士の争い事も緩和させる魔法のようなチカラを持っているのかもしれない。