タイに滞在する日本人でつくる吹奏楽団「バンコク ブラスバンド」が8月5日、初めての定期演奏会を行う。バンコク・トンローにあるプリディパノムヨン劇場で午後1時半開演。入場無料。メンバーらは最後の仕上げに向け、練習を重ねている。
バンコクブラスバンドは昨年8月に結成された。口コミで広がった音楽好きの輪。日系企業駐在員、日本人学校教師、主婦ら職業はさまざま。現在25人が、毎週日曜日に集まって、練習を積んでいる。
団員の多くは、学生時代や日本在住時にクラブ活動などで演奏した経験者。わざわざ日本から楽器を持ち込むほどの音楽好きだが、タイではなかなか演奏の機会に恵まれなかった。誰からともなく「ブラバンを作ろう」という声が挙がり、吹奏楽団の結成となった。
今後、半年から1年毎のペースで定期演奏会を開きたいとしている。現在は経験者が多いが、初心者も大歓迎。団員を募集している。団長の古屋剛さんは「今回の演奏会では、演奏して楽しい、聞いて楽しいの両方を目標に選曲しました。子供から大人まで楽しんでもらえれば」と話している。