5月8日、タイ警察入国管理課は外国人のビザなしでのタイ出入国の繰り返し行為を禁止する事を発表した。
日本人はこれまでビザなしでのタイでの滞在が30日まで認められており、陸路でラオスやカンボジアなどの国境をまたげば誰でも簡単に長期滞在することが可能だった。しかし、今回の発表は繰り返しでの長期滞在を全面的に撤廃するもので、今後、陸路でタイに入国できるのは1回のみとなる。
それ以降はタイへの入国が拒否されることになり、外国のタイ大使館または領事館でビザを取得し、空路でタイを出国し再入国するよう忠告されるという。
[box type=”info”]
外国人への新たな入国審査ガイドライン(http://bit.ly/1v72OuB)
1.陸路国境にて、観光目的ではないタイ王国での長期滞在目的ビザラン行為を禁止する。
2.空路にてビザラン目的での出入国と認められる場合、該当者には警告を促して適切な入国ビザを取得するように指導する。また、8月12日以降、入国審査官が該当者をビザラン行為と判断した場合、入国を拒否する。2014年5月8日〜2014年8月12日の期間は、入国スタンプ脇に『O-I』(Out-In)と記載する。
[/box]
出入国管理局によると、対象となるのは不法就労行為を続ける外国人。特にウボンラチャタニー国境やラオス国境のノンカーイでの監視を強化し、同時に監視にあたる役人についても賄賂行為などがないよう厳重に監視するとのこと。
ノマドワーカーや長期旅行者にとってはかなりショックな展開だが、よく考えてみるとこれまでがあまかった。
今後、タイを出入りする方はビザの取得を忘れずに・・・