タイ国王の崩御に伴い、在タイ日本人駐在員の皆様に言いたい一言があります。
タイとプミポン国王の存在
プミポン国王の存在はタイの人々の心、そのものです。国王の死去は突然なものではありませんが、タイの人々にとっては、いつか来る日が、本当に来てしまった、見も聞きもしたくない現実があまりにも辛く、切実すぎるものなのです。日本語で書いていますが、純なタイ生まれ少々日本育ちの者として、今のタイの人々の気持ちを伝えたく言葉を並べてみました。私自身は今年32才になりますが、当然生まれた時からラマ9世の時代。70才以下のタイの人々も同じです。
プミポン国王の一生のご希望は特別に優れたものではなく、タイの人々がそこそこの生活ができ、自給自足の生活に満足出来る心豊かな国民にさせたく、ダム、道路、必要なインフラ、自給自足を促す職業の改善やその教育、形の残るものだけで4,200以上の国王プロジェクトを70年間休まず続けて来ました。その思いはただ一つ、国民のより良い生活のため。
タイ国民全員に対するその「思い」がいつまでも変わりなく平等で、人々の心にその「思い」が切実に響き、絶対に忘れられない大切な大切な存在なのです。
タイ日系企業のご重役・管理職の方へ
タイに駐在されている皆さまは恐らく各会社のご重役、管理職の方々が多数おられるのではないかと思います。きっと、タイ人の従業員の方々は今も一生懸命仕事を続けていることとは思います。しかし、心の中ではプミポン国王の死去を今でも切なく思っているはずです。彼らに国王の事について語らせればすぐ泣くに違いありません。
10月29日*より一般国民がプミポン国王を王宮にて参拝することが出来ます。プミポン国王の礼節行事に参加する事が今のタイ人の一生に一度だけの思い出になります。
ー生涯タイの為に尽くして働いたプミポン国王へ敬意を表す最後の機会を、日系企業の幹部、オーナーの皆様方から機会を作ってあげていただけませんか。どうか、親愛なる国王を見届ける貴重な機会を皆さんのタイの従業員に与えてください。
2016年10月21日 ノット
一般国民の参拝期間
10月29日〜2017年1月20
毎日09:00-16:00時まで、
1回の参拝100人、1日3-4万人まで。
*参拝日時や限定人数は随時宮内庁が更新していますので、最新情報は各報道機関よりご確認ください。