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近隣諸国から見えるエキゾチックなタイランド

エキゾチックタイランド
© wallpapersdesk.info

先日、シンガポールに出張してきました。毎回訪れるたびにその綺麗さや整然とした街並みに「まるで丸の内のよう…」と思ってしまうたまこです。

タイからみたシンガポール

シンガポールでは(当たり前ですが)シンガポール人と仕事をします。マレー系やインド系もいますが、圧倒的多数は中華系。話を聞いてみると祖父母の世代に中国から移り住んできた、という人が多いようです。彼らは中国語(Mandarin)と英語を話し、日系企業では日本語ができる人もいます。テキパキしていて頭の回転がよく、物事を合理的にミッションに向かって忠実に遂行する、非常にAdministratortとして優秀、それが私の経験から得たシンガポール人のイメージです。

アジアの丸の内「シンガポール」
アジアの丸の内「シンガポール」

また、シンガポールは東南アジアにおける金融・ビジネスの中心地として今では欠かせない拠点となりました。シンガポールに東南アジア拠点の本部をおいている日系企業も多く、タイとはビジネスの構図がまったく異なるということを私も日々感じています。

タイからみたマレーシア

このとき、マレーシアからもスタッフが来ました。彼女も曽祖父母の時代に中国から移民してきたという中華系です。当然のように中国語(Mandarin)が話せるので、シンガポール人のスタッフとは主に中国語で会話をし、私が入るときになると自然と英語に切り替わります。「うわー、すごいなぁ。中国語ができると国をまたいで会話ができるのか」といつもちょっとした感動をおぼえます。英語だけじゃ足りない時代になってきている、というのを今、肌身をもって実感しています。

マレーシアも大都会
マレーシアも大都会

マレーシアのスタッフとそれぞれの国の経済や景気について雑談をしていたとき、彼女がいいました。「結局、マレーシアはイスラム国家だから色々と難しいのよね。お休みも多いし、マレー系優遇策なんかもあるけど、労働に対しての考え方が異なるから、今後、国が大きく発展すると思えないんだよね」。これはだいぶマレー系民族への差別的な考えが入っているコメントだと思いますが、 国内の雇用や産業保護政策によって一部産業の誘致が滞っているのも事実。なにかとタイと比べられることも多いのですが、どうもその内側は複雑な事情を抱えているように見受けました。

東南アジアの中でみるタイ

さて、そんな彼女たちがタイについてこういいました。「タイはエキゾチックよね~」

エキゾチックという言葉は、確か「異国情緒、異国的」という意味だった気が…?シンガポールと同じというわけにはいかないけど、クアラルンプールなら似たような雰囲気ありそうじゃない?シンガポールだって、中華料理の影響が強いタイのシーフード料理屋さんなら似たようなメニューあるんじゃない?と考えていると、続けて彼女たちはいいました。

「タイ料理は美味しいし、物価は安いし、タイは独自の文化を持ってるし、タイマッサージもあるし、なによりちょっとした小物がかわいいのよね!」

なんだかどこかで聞いたような…?はたと思い当たったのは、日本人でタイに旅行したことがある人たちの言葉。これはタイという国が観光立国としてブランディングに成功しているから、ともいえるのですが、彼女たちと話しているとそれだけではないことがわかりました。彼女たちによるとタイの料理や文化はシンガポールやマレーシアにある「中華文化圏」とは異なっていて、言葉も食事の味付けも全く異なるのが「異国情緒」だと言います。また、微笑みの国と言われる穏やかな国民の気質も、街中を歩いたり、タイ人スタッフとやりとりをしていて「うちとは違う」と思った理由のようです。

「東南アジア」とひとまとめによく言われますが、その中でもそれぞれ異なる文化習慣や言葉を持っていること、それぞれ特色があることを理解しておかないといけません。住んでいればわかることのようにも思いますが、その差異は思っている以上に現地の人たちの間では認識されているようです。

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