年初から8月27日までにタイ国内で報告があったデング熱の患者数は計10万9468人。今年に入り既に102人が死亡し、患者数、死者数ともに昨年同期の約3倍となっている様子。
チェンマイを中心に1万人以上が感染、未だ予防策はみつからず
患者数が最も多いのは北部チェンマイ県で1万22人(死者6人)、次いで北部チェンライ県8026人(死者8人)。バンコクでも今年7001人が感染し、死者が1人でている。デング熱はデングウイルスをもった蚊に刺されることで感染する病気で、3日〜15日の潜伏期を経て発熱、頭痛、関節痛などが起きる。予防接種、特効薬は今のところないのが問題だ。