自然溢れるチェンマイの周辺には、野菜を生産する農家が沢山あります。近年、オーガニックファームもずいぶん増え、それらのファームの多くが、ボランティアやファームステイ、ワークショップなどの形で農業体験をする機会を提供しています。今日は、チェンマイ周辺にある農業体験のできるオーガニックファームのいくつかを紹介します。
チェンマイ周辺で農業体験のできるオーガニックファーム
Pun Pun
チェンマイ市内に農場直送の食材を使ったレストランやオーガニック製品の直営ショップもあるオーガニックファーム。サステイナブル、持続可能な生きかたを学ぶための場所。農作物を育てるだけでなく、種子の保存や、日干しレンガ建築など様々なことを体験可能。日帰りの訪問、10日以上のボランティア滞在などを受け入れているほか、様々なワークショップが行われており、世界中から多くの人がサステイナブルライフを学びにきている。
Mindful Farm
チェンマイ市内から車で1.5時間ほど、サムンの山の中にある小さなオーガニックファーム。ファームのオーナーは元僧侶、奥様は日本人。元僧侶運営のファームだけあって、農業体験だけでなく生活そのものが修行のよう。毎日瞑想の時間も設けられており、農業体験や瞑想を通して自己を見つめ直す、心の平静を求める人におすすめの場所。ボランティアは時期によっては受け入れていないので事前に要確認。
Phrao Organic Farm
バンコク生まれバンコク育ちの都会っ子カップルがはじめた小さなオーガニックファーム。チェンマイ市内で売られているオーガニックマークのついたフルーツの数々を生産している。仏教思想に基づいたサステイナブルライフをモットーに運営され、世界中からボランティアを受け入れている。
ボランティアを受け入れているファームの製品はおそらくちゃんとオーガニック
チェンマイではオーガニック野菜がたくさん売られていますが、それらのどれだけが本当にオーガニックなのかはなはだ疑わしい、といわれています。
ただし、世界中からボランティアを受け入れているオーガニックファームの農作物は、たぶんちゃんとオーガニックではないかな、とわたしは思っています。世界中から集まるたくさんの「オーガニック信者」たちによって作られているので、もし化学肥料や農薬などが使われたら、そういう情報はあっという間に出回るだろうと思うのです。
実際わたしもオーガニックファームで数日間の農業体験をしたことがありますが、肥料やスプレーなどが出てくると、そこにいる人がみんなで一体どうやってこれを作ったのか、ケミカルじゃないのか突っ込み、実際作り方を指導してもらったりしました。
チェンマイ周辺には他にもたくさんのファームがあり、週末だけでも受け入れてくれるところもあります。都会の喧噪に疲れたら、大自然に囲まれた農場で土をいじり、汗を流し、日が暮れたら眠るという暮らしをしてみるのもおすすめです。