タイの北部にある国立チェンマイ大学は3月4日から、これまで自由に行き来できたキャンパス内への立ち入りを禁止した。
キャンパス内自由解放の禁止は中国観光客の影響
同校は2012年に中国内でヒットしたコメディー映画「ロスト・イン・タイランド」の舞台になったことから、中国人の間で密かな話題になっており最近では一日に200人以上の中国人観光客が訪れていた。
しかし、一部のモラルがない中国人観光客が敷地内で喫煙、飲酒、ポイ捨てなど、中には教室内に侵入するような迷惑行為を繰り返しており、学生側からもクレームが殺到していたため、防止策として有料でキャンパス内の見学ツアーに参加することを義務付けることとなった。
大自然に囲まれたチェンマイ大学のキャンパス電気自動車によるキャンパス内の有料ツアー
キャンパス内の見学ツアーの料金は大人50バーツ(150円前後)、子供20バーツ(60円前後)。電気自動車による移動で大学敷地内を見学することが出来る。
時にチェンマイ住民も昼食などで利用していた自然に囲まれたチェンマイ大学のキャンパス。実際に今回の防止策が効果的かは微妙なところではあるが、モラルのない観光客のによって自由解放が禁止になったことについては非常に悲しいニュースである。