タイの水かけ祭りソンクランの意味と歴史について
タイには1年に3回のお正月がある。西暦の正月、中華系タイ人が祝う旧正月、そして、タイの旧正月のソンクラン。会社や学校は休日になり、日本では”水かけ祭り”ともいわれるこの正月は、本来は仏像のお清めを行ったり家族のお清めを行う期間でした。
1年の邪気払いをおこなう歴史的行事しかし、近年、祭り好きなタイ人基質によってみんなで“水をかけまくって1年の邪気をぶっ飛ばす”というような賑やかな水の掛け合いに発展。各国のメディアもお祭に注目し、今年はシンガポールでも開催するという文化泥棒的な騒動にまで発展しました。
2014年のソンクランは4月13日(日)〜15日(火)の3日間、首都バンコクを中心にタイ国内各地で”水かけバトル”が始まります。(パタヤは18日前後)
ソンクランに期間中に絶対にやってはいけないこと
どんなことがあってもこのお祭り期間中にやってはいけないこと、それは「怒ること」です。
記事の冒頭でも説明したとおり、ソンクランはタイで最もおめでたい国民の休日。誰しもが水をかけることを善意として行うため、怒ってしまうと逆に“空気がよめない人”とみられることがあります。
それでも水をかけられたくないという人は、外出はせずに黙って自宅でDVD鑑賞したり、隣国へ旅行に行ったりするほうが無難です。
ソンクラン期間中はさまざまな事故が多発する
ソンクランはタイで1番のめでたい日でありますが、水かけバトルが過激になりすぎるが故にさまざまな事故も多発します。ちなみに2013年のソンクラン期間の交通事故は2828件、3040人が負傷しそのうち321人が死亡しています。
タイの保健省によると事故の主な原因は、飲酒運転、スピード超過。また、派手に飲酒する人が突如他愛もないことで喧嘩したり、スリなどの盗難事故も同時に発生するため、最善の注意を払って行動する必要があります。
ソンクランについては先週の金曜に公開したanngleのポッドキャスト「BANG BANG BANGKOK」でも詳しくお話しているので、是非参考に最高のソンクランをお楽しみ下さい。
タイ王国の旧正月ソンクランについて
ソンクラーン(バンコク) タイ国政府観光庁
ソンクラーン(チェンマイ) | タイ国政府観光庁
Songkran Book Launch