世界保健機関(WHO)が発表したレポートによると、タイは東南アジア諸国の中で交通事故による死亡率が最も高いことが分かった。
事故多発の原因は法制度
世界的に見ると、交通事故による死亡率が最も高いのはアフリカの国々、次いで東南アジア、東地中海の国々という結果になった。事故多発の原因は速度制限など交通に関する法律がないことや自動車免許取得の緩さが問題だという。2016年の交通事故による死亡者数は、世界で約135万人。これはHIVや結核といった感染症よりも多い。特に貧困層が多い国は、交通事故の死亡リスクが平均的より3倍も高い。

未だにまかり通るバンコクの無免許運転
タイの場合、2017年はバンコク、ナコンラチャシーマー、チョンブリーの順で交通事故が多発。「警察に賄賂を払えばなんとかなる・・・」と、無免許で車やバイクを運転している外国人も多いため、一部で事故を減らすためにもより厳しい教習システムと罰金制度が必要という声もあがっている。
source:Bangkokbiz