タイのIT企業であるCDGグループはマヒドン大学と共同で、ナコーンパトム県マハサワット運河周辺の観光地における集客を目的に、ITを活用した情報発信プロジェクトを展開している。
同エリアを紹介するウェブサイト(www.mahasawat.com)や自動会話プログラム「チャットボット」の導入により、観光客が5割ほど増えたという。
学生15人が現地の生活や観光地を紹介
同プロジェクトでは同大学の学生15人が現地の生活や観光地を取材し、ウェブサイトで紹介。また名産品を購入できるECサイトを作成すると同時に、現地住民にプログラミングを教えることで、自ら情報をアップデートできる仕組みを構築した。
フェイスブックのチャットボットを活用
さらに、観光客の問い合わせに素早く対応できるようにフェイスブックのチャットボットを導入。これまでは自治体の観光担当者が不足しており、対応が不十分だったが、今後は24時間自動で対応可能となった。
将来的には位置情報サービスによる新たな情報発信システムや、子ども向けに観光地の自然環境や歴史を学習できる拡張現実(AR)コンテンツを作成する予定という。同エリア周辺には、果樹園や蘭農園など5カ所の有名な観光地がある。
source:Matichon