クーデターの影響で政情が不安定なタイ王国。しかし、国内のソーシャルメディアユーザーは未だに増え続けている。
増え続けているタイのSNSワークユーザー
Zocialの統計によると、2014年5月の時点でタイ国内におけるフェイスブックユーザーは2800万人、ツイッターは450万人、インスタグラムは170万人という結果が出た。特にフェイスブックにおいては、全人口の40%以上のタイ人がアカウントを持っていることになる。
成長率においてはツイッターが1位で前年比の350%増し、フェイスブックが53%増し、続いてインスタグラム13%増し。
5月には軍事政権による情報検閲に関する報道もあったが、タイのSNSユーザーは依然として増え続けている。
ECマーケットは決済サービスや物流サービスが課題、主流はやはりSNS
ECマーケットにおいては、オンライン決済システムの使用料が高価であることや、物流サービスの品質が向上しないことが理由で今しばらく時間がかかると予想される。
タイに精通しているインターネット関係者からは、「ローカルマーケット(ウィークエンドマーケットなど)では対面販売が主流であり、商品を買うことに関しては値引きをすることが当たり前になっているため、将来的にもまだまだ先の話」という意見もある。さらに、セキュリティ面での問題もあり、インターネット購入の”信用”がついていないという現状もある。
しかしながら、SNSにおいては利用者が増え続け未だに衰えることを知らない。
日本のIT企業もタイマーケットに向けて新たなサービスを考えてみてはいかがだろうか。