タイの情報通信技術省は2013年のインターネット利用者数が、3500万人(タイ全人口の約半数)に達する見通しを発表した。
タイのインターネット人口は、2011年に全人口の12.9%にあたる900万人、2012年には37.9%にあたる2650万人に達した。そして、今年2013年は3G関連のサービスや格安スマートフォンの普及、都内を中心とした公共の無料WIFIが増えたことが影響しさらに増えるとみられている。
更に拡大するタイ国内の無料WIFIスポット
同省では現在、諸機関や通信各社と提携して全国計14万カ所において無料WIFIサービスを提供しているが、14年には国家放送通信委員会より9億5000万バーツの予算を投じてさらに15万カ所を追加する。(※固定回線ネットの普及率は10%)
また、ASEAN経済共同体(AEC)が発足される2015年にまではブロードバンドのサービス提供エリアを全国の80%、2020年には95%になる予定だ。
期待されるタイのインターネット市場
今やタイ全人口の約半数、つまり2人に1人がインターネットデバイスを手にした時代。
主に利用目的の多くはLINEやFacebookなどのSNS利用やオンラインゲーム。Eコマースに関しては金融機関と物流機関のサービス体制に未だに課題が山積みなため極一部のユーザーはあるが、民間IT企業の辛抱強い利用者レクチャープロモーションなど影響し、微増ではあるが販売者・購入者ともに広がりつつあるという。
そのほか、これまで存在していた東南アジアへのシステム開発企業のオフショアビジネス、メディア制作企業のコンテンツ販売ビジネスだけではなく、今後はマーケットに沿ったニッチなサービスを提供するスタートアップ企業などの参入にも期待がかかる。
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