いまやタイ人観光客が日本訪れた際に必ず買うお土産としてすっかり定着した「東京ばな奈」。 しかし、この人気商品の模倣品がタイ国内で販売され話題になっている・・・
バンコクで販売中の東京ばな奈の模倣品
タイで東京ばな奈の模倣品を販売しているのは、なんと日本を代表するコンビニエンスストアのセブン-イレブンとファミリーマート。
両社ともに東京ばな奈そっくりの形と食感で今年の5月頃から販売されており、販売価格は1個12バーツほど(45円前後)。味についてはセブン-イレブンの方が本物東京ばな奈に近く、ファミリーマートは味以上に見た目を重視しているという意見が多い。
最近ではこの2社が本家本元を完全無視して「どちらがタイでの本物なのか」「どちらが先に販売したか」などと、ちょっとした論争にまで発展しているんだとか・・・
タイ式東京ばな奈の商品開発騒動
とあるタイ人ブロガーの取材によると、2014年頃、東京ばな奈に惚れ込んだタイ人実業家が巨額を投じて東京ばな奈の研究開発を開始。長期に渡る研究開発の結果、本物の東京ばな奈と瓜二つのタイ産東京ばな奈が完成した。
その後、ソーシャルメディアを用いてマーケティング活動を開始すると、某食品メーカーから業務提携に関するオファーが届いた。その食品メーカーの担当者はこれまでの研究実績を認め、生産拡大のため増資計画を打診。製造方法などを確認するため工場に足を踏み入れミーテイングを行った・・・
それから数日後、進捗状況を確認するため再びメーカーの担当者に連絡をとると「今回の契約は白紙に戻す」という衝撃の通達を受けた。この段階でお気づきの方も居ると思うが、某食品メーカーが進めていた提携・増資計画は嘘。実際は研究開発の情報を元に独自の工場を作るという計画だった。
上記の情報は瞬く間にタイのソーシャルメディアで拡散され、タイの有名掲示板サイトPantip.comには「乗っ取ったのはCP ALLグループ(セブン-イレブンを保有するタイの最大手食品メーカー)だ」などと炎上。それが事実なのかは現在も定になっていないが、後日CP ALLグループは今回の騒動を事実無根だとして公式文章をインターネット上に公開している。
とはいえ、本家本元を完全無視していることには変わりない。日本の販売元である株式会社グレープストーンはこれらの騒動をどうみているのだろうか・・・
source:nationmultimedia