ここは”アジアのとある裏路地”ー
昭和の空気漂う博多や台湾の郊外にある渾沌とした屋台街。そんなアジア食文化の特色とも言える“屋台街”をイメージしたエンターテイメント飲食施設がバンコクはトンローソイ18のベンツトンロービルに登場する。ー「ベンツトンロー横丁」
この新施設の店舗主は日本で10ブランドの飲食店を経営する平田和大氏。現場担当はタイの「ばんかららーめん」で初代店長を務めた、佐藤貴哉氏と相棒のタイ人ポップ。そして、店舗全体のプロデュースは長年バンコクで飲食関連のコーディネート業を手がける伊藤貴士氏。
近年さらに華やかになりつつあるトンロー通りで始まった新たな日系飲食プロジェクトだ。
テーマは「記憶のどこかにある、あの頃のあの街・・・」
“どこにも存在しないとあるアジアの路地裏”、でもどこかなつかしい屋台街の雰囲気。
店の施設の入り口には賑やかなビヤガーデンと、アジアの渋さをかもし出す老竹色(おいたけいろ)の竹林。小さな横丁を抜けたその先には鮮やかな桜の木と落ち着きあるチャイニーズダイニングバー。すべて異なるデザインで構成された客席は、単なる日本式の大衆居酒屋スタイルではない。
映画セットを彷彿させるエンターテイメント要素も兼ね備えた新施設。これまでのバンコクには存在しなかった特別なアジアンスペース。それがベンツトンロー横丁。
トンローソイ18のエンターテイメント飲食施設
タイでも日本食のブームが始まって10年以上が経過、タイのマーケットは次なる刺激を求めている。今回の店舗は単なるジャパニーズダイニングではなく、アジア文化の”濃さ”を表現するための「エンターテイメント施設としての飲食店」というイメージが、何より重要な意味合いを持っている。
「屋台」や「横丁」という古き良き文化をイメージした店内のデコレーション等も、日本文化を理解しているタイの最強土木業者との連携で完璧。今月のソフトオープンに向けて順調な滑り出しをみせている。
今なお激戦状態のバンコク日系飲食業界
近年では日本と同様、毎日仕事に追われる現代のタイ人も楽しめる一昔前のゆとり思い出させるような空間提供、アジア各国の屋台街文化食を感じられる空間。
日本のラーメン店などの専門店のタイ進出も止めどなく次々と挑戦する中で、古き良き「アジアの裏路地」をイメージした新しいようでどこか懐かしい雰囲気をコンセプトにした「Asian Villeベンツトンロー横丁」。
世界の日本食市場自体が日々高級思考に移行している中、有名高級車のゴージャスな名前に”横丁”という土臭さ漂よわせた大胆な施設名は、バンコクの飲食市場へ新たなインパクトもたらしそうだ。
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bit.ly/asian-ville-galleryASIAN VILLE – トンロー横丁
Benz Mall Building Fl Thonglor soi18 – 540/8 Sukhumvit 55 Road,Bangkok Thailand.