タイの屋台企画も終盤戦。今日、ご紹介するのは、あまり日本では知られていないクイティアオの一品。中国から渡ってきた、一見、マカロニにも似た麺?をご賞味あれ!
クゥイヂャップは中国広東省潮州から伝わった料理で、ほかのクイティアオとかなり違います。四角や三角の皮状の麺をくるくる巻いたのが特徴で、一風、マカロニのように見えます。早朝かナイトマーケットに出ていることが多いです。
スープと具材
スープは種類が2つあります。煮込みスープと透明スープ。煮込みスープはシナモンやスターアニス、様々な漢方薬と骨のもつを煮込んだものからできています。煮込み卵も入ります。透明スープは豚骨から出汁をとっていて、具材はだいたい同じです。
クゥイヂャップの具材はモツが原則です。腸、心臓、肝、胃、肺、皮、それに、豆腐、肉、パリパリに揚げた豚肉、固め血などが入ります。麺なしスープには、アキノノゲシが入ってます。
おススメの一品と注文の仕方
今回、ご紹介しましたもつ煮込みスープ巻き太めん。おススメの一品は、ズバリ「もつ煮込みスープ巻き太麺大盛り」。これで行きましょう!
タイ語では、ก๋วยจั๊บพิเศษと表記し、カタカナ書きにすると「クゥイヂャップ・ピセーッ」となります。「ピセーッ」は「大盛り、全部入り」のこと。さあ、さっそく注文してみてくださいね。
タイと言えば屋台、屋台と言えばタイというほどに馴染みの深い屋台文化。街には星の数ほどの無数の屋台がひしめき合い、人々の食欲を満たしてくれている。種類も多岐にわたり、麺、おかずかけご飯、揚げ物、シーフード、菓子など…。その迫力や豊富さには、しばし圧倒されるほど。新企画「タイ人直伝!タイの屋台の基礎知識」では、anngleの若きタイ人ライターが屋台料理の隠れた魅力、種類、注文の仕方、イチ押しの店などを連載で一挙ご紹介!これだけあれば、もう貴方も、タイの屋台通に!(取材・文:プーたろう)