連載でお伝えしております新企画「タイの屋台の基礎知識」。今回は、おススメの豚骨スープワンタン入り小麦麺屋さんのご紹介。最もポピュラーで日本人にも馴染みのあるバミー。美味しいお店はココ!
『นายเม้งบะหมี่ปู เกี๊ยวกุ้งยักษ์』ナーイメン・バミープー・ギィアオグンヤック
はじめにご紹介するのは、大人気のお店です。「นายเม้งบะหมี่ปู เกี๊ยวกุ้งยักษ์ナーイメン・バミープー・ギィアオグンヤック」という店名で、現在は7つの店舗があります。
今回、取材したのは一番人が込んでいて、BTSの「サーラーデェーン」という駅の近くにあるお店。BTSから「Silom Complex」というデパート側に下りると、
「メン」という名の店長は料理が上手。素材の味を大切にします。小麦麺は自家製で、鶏卵をたっぷり使います。柔らかくて香りも良い麺ができあがりました。
ワンタンもビックリするほどでっかい。海老が特徴です。一度味わったら、美味しくて忘れられません。赤い焼き豚、パリパリに揚げた場豚肉、カニ肉、それに椎茸も入っています。
ちなみに、ほかのメニューもあります。例えば、煮込み豚スペアリブ、焼きつみれ、焼売など。昼食あるいは夕食としてサラリーマン達向けのお店だと言えましょう。
値段は具材によって、39バーツから 145バーツまで。営業時間は毎日8時~21時、日は10時~16時。年中無休。
『มังกรขาว』マンゴーンカーウ
次にご紹介するのは、古くて有名な「มังกรขาวマンゴーンカーウ」と言うお店です。中華街にあります。「ヤゥワパーニッチเยาวพานิช」というソイ(小道)の「ファセンヘンฮั่วเซ่งเฮง」という金専門店の前にあります。赤い看板で判断できます。
こちらのクイティアオは香港から伝わったそうです。18年も運営してきます。狭くて屋台っぽく見えますが、新鮮な具材は毎日の手作りで、とても美味しく、いつも遅くまでたくさんの人で混雑しています。
赤い焼き豚と海老ワンタンが大人気。ワンタンはカニ肉もあります。一人2杯は食べられます。海老シュウマイもうまい。
ただ、お店に飲み物は売っていませんので、周りにいっぱいある屋台で注文します。おススメは、紅玉ジュース!是非、一度、味わってみてください。
値段はノーマルで一杯30バーツ。ピセーッ(大盛り、全部入り)なら、70バーツ。営業時間は18.30時~23時、月曜日は休み。
『อาอู๊กี่』アーウーギー
最後に紹介するのは、とっても古くてユニークなお店で、「อาอู๊กี่アーウーギー」という豚骨スープワンタン入り小麦麺屋さんです。
「エーカチャイเอกชัย」通りのエーカチャイ・ソイ51の前にあります。バンコクにあるとはいっても、この辺は分かりにくいので、タクシーで行った方がいいと思います。
こちらの味は90年以上も受け継がれています。この場所に移って7年経ちます。麺の製法は中国の「トンサーン」から伝わりました。柔さかくてねばねばで、他のお店とは全然違います。
こちらのお店も、海老ワンタンは大人気です。ワンタンの皮も自家製で、中にはエビがたっぷり。食べると、ワンタンが口の中で爆発するという感じです。最高でしょう!是非、食べてください。
残念なことに、デザートはありません。でも、菊花ジュースがおススメ!注文を忘れないでください。
値段はノーマルで一杯35バーツから。ピセーッ(大盛り、全部入り)なら、100バーツです。営業時間は午前10時~21時。年中無休。
タイと言えば屋台、屋台と言えばタイというほどに馴染みの深い屋台文化。街には星の数ほどの無数の屋台がひしめき合い、人々の食欲を満たしてくれている。種類も多岐にわたり、麺、おかずかけご飯、揚げ物、シーフード、菓子など…。その迫力や豊富さには、しばし圧倒されるほど。新企画「タイ人直伝!タイの屋台の基礎知識」では、anngleの若きタイ人ライターが屋台料理の隠れた魅力、種類、注文の仕方、イチ押しの店などを連載で一挙ご紹介!これだけあれば、もう貴方も、タイの屋台通に!(取材・文:プーたろう)