日本では、鍋は冬に食べる物という認識が一般的だと思う。
寒い冬に、外から帰って食べる鍋はたまらない!鍋と一緒に飲むお酒はまた格別で、まさに冬の風物詩。では一年中暑いタイで鍋料理はどうかというと、これが意外とイケる。有名店では、COCAやMKやHOTPOT等、観光客でも一度は味わったことのある鍋料理のチェーン店がせめぎあっている。
今回ご紹介するのは、食べ慣れたチェーン店の鍋ではなく、タイは東北地方の鍋料理、「チムチュム」だ。
タイ東北地方の伝統的なお鍋「チムチュム」
チムチュムは、素焼きの土鍋に出汁が濃いめのスープを入れて、炭火で温めながら好きな具材を入れて食べる、なんとも味わい深い鍋なんだ。
具材の中心となるのは野菜。カットなどしていない野菜を手でちぎって豪快に鍋に入れていき、お肉や海鮮や春雨等、好きな具材を入れてグツグツ煮込むだけで出来上がり!
特製つけだれにつけて食べれば、甘辛旨いタイの鍋を堪能することができる。もちろん、辛い物が苦手なお子様や大人達も、タレをつけないでそのまま食べても旨い!これがシンハーやリオ等、タイビールに合うんだ。
チムチュムのオススメ店はここ!
オススメのお店は、ラチャダーピセーク ソイ3のBU PLACEというホテルの向かいにある食堂だけど、バンコクには他にもチムチュムを食べられる屋台や食堂がたくさんあるので、見かけたら是非チャレンジして欲しい。
暑いタイで熱い鍋料理を、汗と鼻水を垂らしながら食べるのは最高の贅沢だ。
ちなみにこのチムチュム、出汁が美味しいので、〆にご飯と溶き卵を入れて雑炊にするのが激ウマなんだけど、タイ人はそんな食べ方をしないので、ご飯と溶き卵を鍋に入れると、驚いたタイ人達に注視される。そんなタイ人達の「ちょ…何やってんだよ日本人!」とでも言うかのような視線もアツイ!!!