タイのバンコクにあるラーメン複合施設「らーめんキング」が、1月15日に突如閉店することになった。店のFacebookファンページによると“諸般の事情”としており、突然の発表に混乱しているタイ人客も多いようだ。
一周年記念の半額プロモーションも全てキャンセル
バンコクの新ラーメンテーマパークとして話題となっていた同施設、今月予定していた半額プロモーションも全てキャンセルとなった。
前日まで通常営業していただけに、謎が多い突然の閉店発表。
とある情報筋からの話によると、事業主が従業員の給料とテナント料を未払い状態のまま、深夜に逃亡したとの噂も・・・数百万バーツの予算を投じたプロジェクトなだけに、閉店の知らせは本当に残念だ。
増え続ける日系ラーメン店と、味に肥えてきたタイ人客
今やタイ人にとって「日本のラーメン」は珍しいモノでない。「東京ばんから」、「山頭火」、「大勝軒」など、日本の有名店が次々と進出する中で、バンコク都内の日系ラーメン屋の競争も日に日に激しさ増してきている。
バンコクの日本人街、「トンローやエカマイに出店すれば稼げる」というのも、今となっては昔の話・・・「タイにないモノだから流行る!」、「日本のモノだから売れる!」という感覚ではなく、タイ人目線でとらえた独自のマーケティング戦略が必要なのかもしれない。