Jetroの統計結果で見えたアジアの日本食の人気
国の税金用いて日本の斡旋活動行っている団体Jetro(日本貿易振興機構)が新興市場のバンコク、ジャカルタ、ホーチミンなど6都市で消費者を対象に日本食に関するアンケート調査を実施、「好きな外国料理」の1位が日本料理だった事を発表した。
今回の調査は各都市の10代から50代の男女500人、合計3000人を対象に昨年の12月にインターネットを使って実施した。その中で好きな外国料理を日本料理と答えたのがバンコク、ジャカルタ、ホーチミン、モスクワ、サンパウロ、ドバイ6都市で全体の38.4%、以下、ランキングは下記のとおりになった。
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好きな外国料理トップ10
1位 日本料理(38.4%)
2位 イタリア料理(15.6%)
3位 中国料理(14%)
4位 韓国料理(5.4%)
5位 インド料理(5.1%)
6位 アメリカ料理(4.1%)
7位 フランス料理(4%)
8位 タイ料理(2.9%)
9位 中東・アラブ料理(1.7%)
10位 メキシコ料理(1.2%)[/one_half]
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日本料理のトップ10(バンコク)
1位 寿司・刺身(32%)
2位 しゃぶしゃぶ(13.6%)
3位 すき焼き(10.4%)
4位 天ぷら(8.4%)
5位 ラーメン(8%)
6位 たこ焼き(7.6%)
7位 そば(3.8%)
8位 おでん(3%)
9位 とんかつ(2.8%)
10位 うどん(2.6%)[/one_half_last]
「好きな外国料理」に「日本料理」を選んだのはバンコク(タイ)で66.6%、ジャカルタ(インドネシア)で50.4%、ホーチミン(ベトナム)で37.8%、モスクワ(ロシア)で35.4%で、いずれもそれぞれの都市でダントツの1位。
今しばらく続きそうなタイでの日本食ブーム
2000年頃から始まったタイでの日本食ブームは10年以上経った今でも続いており、多数の日系企業がバンコクで激しい競争を展開している。
大手メディアは昨今の食文化に対し『世界で進む「食の画一化」に警告』という記事を発信しているようだが、それとは裏腹に今回の統計発表はアジアの日本食市場をさらに激化させることになるだろう。