\タイ人が日本語で答える"ANNGLE-Q"/
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バンコクいい店やれる店~謹賀新年!…おせちもいいけど、日本人としてはやっぱコレでしょう~

皆さん、あけましておめでとうございます。
2013年、へび年。毎年のことではあるけれど、今年もお正月がやってきた。

ちょうど1年前に「バンコクいい店やれる店」では、お正月特集に「バンコクいい店やれる店 ~謹賀新年!…おせちもいいけど、日本人としてはやっぱアレでしょう~」と題してナポリタン特集を敢行した。あれはちょうど「anngle」での連載第3弾で歴代3位のアクセスを誇るヒット企画だった。おかげ様で、未確認情報ながら、バンコク在住の日本人の間ではお正月に家族でナポリタンを食べる習慣が定着しとかしないとか。

でもって、2013年はお正月にはカレーうどんという習慣を定着させようと目論んで特集することに。

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日式カレーは「バンコクいい店やれる店 〜COCO壱番屋の一人勝ちだったタイの日本式カレー市場に金沢ゴールドカレーが挑戦〜」の時に紹介したようにCoCo壱番屋のおかげでタイの日本食市場にすっかり定着したが、日式カレーの発展系である「カレーうどん」は今の時点では、まだ定着したとはとうてい言いがたい。

でも、これだけ、ご飯にカレーを掛けることがフツーなことになったからにはうどんにカレーをかけるのもマイペンライで受け入れてくれるんじゃないか。ラーメンだってタイ人がガンガン行列を作るようなご時世だし。そう思って、近くにいたタイ人に聞いてみた。そうしたところ、どうやら、うどん自体がタイ人にはいまいちウケが良くないらしい。あのコシのある太いうどんは食べにくいのだという。麺が選べる「豚珍館」でも太麺より細麺が受けているのも確か。そういえば、最近、幸楽苑でも麺が選べるようになった。

大戸屋

大戸屋

定食屋ではありながら、日本料理の基本をタイに広く普及させた先駆者とも言える「大戸屋」。セントラルキッチンではなく、各お店でちゃんと鰹節で引いた出汁で溶いたカレールーは、カレーの香りに負けずに出汁の香りがたってる。まさにお蕎麦屋さんで食べる「カレー南蛮」の味と香り。薬味はもちろん七味唐辛子。間違ってもプリックポンではない。

去年のCRGへの売却、100%タイローカル化以来、ちまたではいろいろと良くない話しが囁かれて入るけど、こういう味の基本に関わる部分は頑なに守っていって欲しい。

歌行燈

歌行灯

日本では三重県桑名に1877年(明治10年)に創業した「歌行燈」。バンコクでも、伊勢丹の開店とともにオープンしたのが、1992年。オープンから20年が経ったバンコクでも老舗に数えられるうどん店。パッと見た感じ、具があんまり見えてこない「カレー南蛮」は旨いというが、ここのカレーうどんも出汁がよく効いた味わいを楽しめる。

古奈屋

古奈屋

東京の巣鴨にある有名なカレーうどん専門店「古奈屋」がタイに進出してきたのは2011年の7月。タイ側のパートナーはビアシンで有名なビール会社「シンハーコーポレイション」。バンコクいい店やれる店 ~2011年、今年バンコクにオープンしたお店を振り返ってみたりすると~」でも書いたけど、筑豊ラーメン「山小屋」も同じくシンハーコーポレイションがタイ側パートナー。スープがクリーミーってところが共通点なのか。

出汁の効いたいわゆるお蕎麦屋さんのカレールーとは違い、牛乳を大量に混ぜたクリーミーでサラっとした味わい。麺ももっちりとしてコシのあるうどんと言うよりも不思議な弾力が特徴の「うどん」。ここのカレーうどんを食べて思ったのは、チェンマイ名物のカオソーイとか牛乳が入ったタイプのトムヤムクンとかとの親和性が結構あるんじゃないかなということ。カレー臭も少ないし。ただし、いまのところお客さんの入りはイマイチでいつも空いてる。

どんどん

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日本の商社の元駐在員の方が始めたお好み焼きと手打ちうどんの専門店が「どんどん」。しっかりとコシのあるうどんはかなりイイ感じ。この店のうどん出汁は関西系というか、醤油の味のしないクリアなアッサリ仕上げなのだが、カレーうどんはそれとは違い、「古奈屋」かと思うようなクリーミータイプ。

ある意味イメージを裏切られるが、味の方は期待以上のコッテリ系カレーうどん。お蕎麦屋さんの「カレー南蛮」のような片栗粉系のポッテっとしたとろみや、出汁の香りはそれほど感じられないが、見た感じ、具が見えないというポイントも含めて、大正解。

横井うどん

横井うどん

先に紹介した「歌行燈」が去年から展開するセルフ式うどん専門店。「歌行燈」ほど凝ったカレールーというわけではないが、コシのあるうどんにトロッとしたカレールーがよく絡んだ感じがいい。

ソイ39の奥まったロケーションといい、テナントそして入っているインド人経営のコンドミニアムといい、出店計画としては大失敗だと思うが、良心的な価格設定なので別の場所に出店すれば流行るはず。積極的に他店舗展開して「丸亀製麺」と競ってもらいたいと思っているのだが。

丸亀製麺

丸亀製麺

タイの「丸亀製麺」は日本の「トリドール」がタイの「ノドゥ・フーズ」に対してフランチャイズ契約で展開するセルフ式うどん店。「ノドゥ・フーズ」は、タイの不動産開発会社ブティック・グループと、ホテルや商業施設を運営するMTRアセット・マネジャーズが設立した合弁会社で、オーナーはインド系。2012年1月に、グループ会社の経営するスクムヴィットソイ47の「レインヒル」に1号店をオープンさせてから次々と出店を加速させ、12月には7店舗目がオープン。今後5年間に30店舗まで拡大させる予定らしい。

うどんのコシととろみのあるカレーはあってるとは思うけど、出汁の香りがしっかりカレー臭にかき消された感じ。わざわざカレーうどんをここで食べる必要があるかというのが正直な感想。


ということで、『曼谷煩悩通信』の増刊号『バンコクいい店やれる店 曼通+』を今年もよろしくお願いします。

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