「クイティアオムー・豚骨スープ麺」「クイティアオヌア・牛骨スープ麺」に続いてお伝えしておりいます「クイティアオガイ・鶏スープ麺」。後半の今回はオススメの美味しいお店をご紹介。是非、訪ねてみてくださいね!
『สายน้ำผึ้ง』サーイナムプン
はじめにご紹介するのは、スクンビット通りにある古いお店です。「สายน้ำผึ้ง サーイナムプン」と言う店名で、もう50年以上も営業してきます。現在は3代目が店を継いでいます。
スクンビット18と20の間にあるソイ(小道)を入って、20メートルほど進んで右側にあります。お店の看板がはっきり見えますので、間違えることはないでしょう。
柔らかくて香しい煮込み手羽が最大の特徴です。入ると、ほかのクイティアオ屋さんにはない特別な煮込み手羽用の鍋が置いてあるのを目にします。大きなタイスキの鍋のようにも見えます。
1人前並の麺の量はあまり多くはありませんが、具の質が良く、味も美味しくて十分満足できます。特に、トムヤムスープは最高で、調味料を加える必要もありません。
菜の花に似た「ドーク・カジョン」と呼ばれる野菜を入れることが多く、お店で揚げたばかりのワンタンを注文して、麺と食べるのもおススメ。
値段はノーマルで一杯40バーツから。ピセーッ(大盛り、全部入り)なら、50バーツです。メニューの看板には日本語訳もあります。営業時間は午前9時~午後3時。年中無休。
『ก๋วยเตี๋ยวไก่ตุ๋น (สูตรแม่กิม)』クイティアオガイトゥン・スートメーギン
次にご紹介するのは、夜型の人にオススメのお店、大人気の「ก๋วยเตี๋ยวไก่ตุ๋น (สูตรแม่กิม) クイティアオガイトゥン・スートメーギン」という鶏スープ麺屋さんです。30年以上も営業してきます。ラームイントラー通りのラードプラーカオ78のソイ(小道)の前にあります。いつも人が込んでいます。
どうして夜型の方にオススメかと言いますと、このお店、営業時間が夕方4時~次の日の早朝5時までなんですね。店長さんにそのところを聞いてみましたら、「夜、営業するのは自分は光と昼に弱く、昼間だと疲れやすいし、元気を出しにくいから」とか(笑)。
で、「自分に合わせたら夜の営業になってしまった」というのです(笑)。今、すごい大人気で、一日に400キロ以上の鶏肉を売っています。
こちらのお店の特徴は、もも肉、軟骨、脚などの煮込み鶏で、濃くて美味しいスープも好評です。柔らかさを大切にしているそうで、毎日こだわって丁寧に作っていると話していました。
値段はノーマルで一杯40バーツから。ピセーッ(大盛り、全部入り)なら、50バーツです。一ヶ月に2回不定期休みがあり、一週間くらい前にお知らせを看板に張り出します。
『ชิคเก้นเชฟ』Chicken Chef
最後に紹介しますのは、こちらもユニークなお店で、「ชิคเก้นเชฟ Chicken Chef」という鶏スープ麺屋さんです。営業開始して17年になります。
スクンビット63のエカマイ通りをエカマイ16まで進み、交差点を超えると、お店が右側にあります。オレンジ色の看板が目印です。
メニュー全て店長のオリジナル。ほかのお店とは全然違います。材料はもちろん鶏肉が中心。炊き込みのもも肉や中華ハーブの煮込み鶏肉などが人気です。
おススメの一品は、 ก๋วยเตี๋ยวไก่สดต้มยำน้ำพริกเผา「クイティアオガイソッド・トムヤム・ナムプリックパウ」。ほど良く味付けされた煮込み鶏肉、揚げたつみれ、鶏肉のつみれ、それに、揚げた鶏の皮などが入っています。トムヤムスープも最高で、調味料も必要ありません。
こちらのお店ではデザートも大変人気で、ココナツミルクアイスクリームの果物のせは一押しです。是非、食べてみましょう。
値段はノーマルで一杯30-35バーツから。ピセーッ(大盛り、全部入り)なら、40バーツです。営業時間は午前9時~午後9時。休みは日曜日。
タイと言えば屋台、屋台と言えばタイというほどに馴染みの深い屋台文化。街には星の数ほどの無数の屋台がひしめき合い、人々の食欲を満たしてくれている。種類も多岐にわたり、麺、おかずかけご飯、揚げ物、シーフード、菓子など…。その迫力や豊富さには、しばし圧倒されるほど。新企画「タイ人直伝!タイの屋台の基礎知識」では、anngleの若きタイ人ライターが屋台料理の隠れた魅力、種類、注文の仕方、イチ押しの店などを連載で一挙ご紹介!これだけあれば、もう貴方も、タイの屋台通に!(取材・文:プーたろう)