強い紫外線の影響から「独自」の進化を遂げたタイのカラー文化。最前線を行くMichiko Taokaからの報告
皆さんはバンコクに住んでから、洋服を選ぶときの色選びが変わりましたでしょうか?
私はバンコクに移住して、はや9ヶ月、東京に住んでいるころはダークな色や黒が多めなファッションでしたが、バンコクに住みだしてからは黄色や今まで着たことのない鮮やかな色のものを選ぶようになりました。でも、その服を東京で着るとなんか違和感がある・・・。皆様もこんな経験はありませんか?
では、このギャップはどうして起こるのでしょうか?
答えは光の違いにあります。太陽光の青みがかっている北の地方で生まれ育った人は、青いサングラスをかけてすべての色を見ているイメージ。反対に、太陽光が赤みを帯びている南の地方で生まれ育った人は、赤いサングラスをかけているイメージです。結果、北にいくほど寒色系になじみやすく、南にいくほど暖色系に親しみを覚えるという、嗜好性の違いになって現れるのです。
太陽光の青みまた、日本では海流の違いによって、日本海側と太平洋側では色の嗜好性が違います。日照時間も年間200時間も違うので、日本海側の人々は濁色を好む傾向があり、太平洋側の人々は清色を好む傾向にあります。
また、バンコクはタクシーの色がすべてビビッドな色が使われてますが、街には自然と溶け込んでいます。
是非、バンコクにお住まいの間は、鮮やかな色にもトライしてはいかがでしょう?でも、どんな色が似合うのかわからない=無難な色をいつも着てしまう。ではもったいない!
また、子供さんも春休みの時期なので、卒業式やイベントなどでは似合う色の洋服でキメたいところですよね。私もいまだに小学生のころの卒業式のときやピアノの発表会などでの、似合ってない色で写っているさえない写真をみるとへこみますが、逆に似合ってる色の服の写真をみると顔色も断然よく写ってます(笑)。子供だって、洋服にこだわりたい!と思っているお子さんも意外と多いハズ!
是非、もっともっと親子でオシャレを楽しんでいただきたいと思います。