強い紫外線の影響から「独自」の進化を遂げたタイのカラー文化。最前線を行くMichiko Taokaからの報告
基本はイエローベースとブルーベース
色はまず、「イエローベース」と「ブルーベース」に大別されます。
イエロー系は黄みを帯びた色のグループで、ブルー系は青みを帯びた色のグループ。イエロー系は、俗に暖色系(ウォーム)、ブルー系は寒色系(クール)と呼ばれます。
この2つのグループを念頭におき、今度は自分の肌の色を観察してみましょう。
クリームがかった白や、黄土色などのオークル系など、黄色がかった温かみのある肌色をした人たちはイエロー系。
青っぽい白や、ピンクや紫がかった褐色の肌色などクールな印象を与える肌色をしている人はブルー系に分かれます。
肌の色がイエローベースの人は、勝負カラーもイエロー系。一方、肌の色がブルーベースなら、勝負カラーもブルー系と、より肌の色みに近いほうが自分を引き立ててくれる色になります。
わかりやすく調べる方法として、ゴールドとシルバー(もしくはプラチナ)のアクセサリーを肌にあわせてみるやり方があります。ゴールドの肌なじみがいいならイエローベース。反対に、シルバーがなじむならブルーベースです。
イエローベースの人がシルバー、ブルーベースの人がゴールドをつけると、あまり映えません。特に、イエローベースの人がシルバーをつけると、血色が悪くみえてしまうので、要注意です。
ただし、「イエローベースだから青が似合わない」とか「ブルーベースだから黄色が似合わない」ということはありません。
ひとくちに青といっても、インディゴブルーのように深い青もあれば、ターコイズブルーのように黄みがかった青もあります。
青でも黄色でも、トーンによってそれぞれ似合う色はあるので、心配しなくて大丈夫です!