WorkVenture社が、タイの若者が就職したいと考える企業をランキング形式で発表した。
大学在学中、または大学を卒業したばかりの19~23歳の若者が今回の調査の対象で、計2,388人からデータを収集しランク付けを行った。
タイの若者が選ぶ、2017年「働きたい会社」トップ10とその業種
1位:SCG(サイアム・セメント)【化学/建築資材/紙】

2位:PTT【エネルギー】

3位:Google【IT】

4位:トヨタ【自動車】

5位:タイ国際航空【運送】

6位:GMM Grammy【エンターテインメント】

7位:CPF(ジャルーン・ポーカパン・フーズ)【食品】

8位:Agoda【旅行】

9位:Facebook【IT】

10位:ユニリーバ【消費財】

タイの若者の就職に対する意識の変化
安定感のある、福利厚生の良い企業で働くことを望む若者が多い一方で、勤務時間の柔軟性、ワークライフバランス、キャリアへのチャレンジ、キャリアアップ、職場環境やマネージメントに至るまで、金銭面よりも自分のライフスタイルに合った様々な要素に重きを置く若者も一定数存在し、8位にランクインしたAgodaなどのベンチャー企業も人気を集める結果に繋がった。
この、古い組織よりも新しい会社で働くことに若者が興味を持ち始めていることは、今年の新たなトレンドと言えるようだ。
尚、今回のランキングのトップ50に選ばれた日本企業は、トヨタ(4位)とホンダ(29位)の2社のみでした。
タイの若者にとっては、大企業からベンチャー企業まで就職の選択肢が数多く存在する現在、たとえ日本企業であったとしても、上述の様々な要素によっては魅力的には感じられなくなっている、ということなのかもしれません。
Source: MarketingOops!, Work Venture「Top50 Companies for Gen Y 2017」