今年上半期(1月〜6月)に日本を訪れた外国人は前年同期比46%増の913万9900人、その中でタイ人は42万3600人で一昨年の28.1%増という統計結果が出ている。
そんな中、日本観光誘致のイベントとしておなじみとなったTTAA(タイ観光サービス協会)主催の「第17回 タイ インターナショナルトラベルフェア(TITF)」がバンコクのクイーンシリキット・ナショナル・コンベンションセンターで開催されました。
ヤル気漲る自治体の出展ブース
団体ツアー客から個人旅行に変わりつつある昨今のタイ人観光客であるが、この日は週末ということもあり日本の自治体などが集まる「ジャパンゾーン」には常時歩く隙間がないほどの来場客で賑わっていた。
もはやリーフレットのタイ語化は当たり前
会場内で配布されていた各地のリーフレットはほとんどがタイ語化されており、英文表記は会を増す毎に少なくなっている。また、意識の高い自治体はリーフレットにとどまらず、ガイドブックなどの小冊子も配布していた。
タイ人と触れ合う積極的な出展者が印象的
TIFTは賑やかで楽しそうに見えるタイを代表する旅行博だが、出展者側にとっては体力勝負となるの大掛かりなイベント。現場ではノベルティグッズやビラ配りを淡々とこなす手慣れた出展者も多かったが、現地のタイ人スタッフに翻弄されながらも必死で接客する積極的な自治体の姿も印象的だった。
まだまだ続くタイでの日本旅行ブーム
ソーシャルメディアとモバイルデバイスの定着によって日本の観光情報も簡単に手に入る時代になったが、定番の旅行博「TITF」の人気度はまだまだ落ちていない。
次回の開催は来年2月のTITF#18。ソンクラン連休(タイの旧正月)直前の開催ということで最も来場客が集まる旅行博となります。出店費用は約20万円なので、観光誘致のPRのとして、タイマーケットの市場調査として、未経験の自治体も是非一度挑戦してみてはいかがでしょうか。