オートバイ市場が話題を呼んでいる。
2017年1月~4月までの4か月間累計のオートバイ販売台数が発表されたが、それによると、タイのブランド”GPX”が、カワサキ・スズキを抜いて3位の座についた。
2017年1~4月の4か月間累計でのブランド別オートバイ販売台数と、前年同期・年間累計の販売台数
単位:台数
ブランド | 2017年1~4月 | 2016年1~4月 | 2016年年間 |
A.P.HONDA | 458,115 | 436,628 | 1,371,283 |
YAMAHA | 87,147 | 80,889 | 246,255 |
GPX | 9,449 | 9,075 | 28,451 |
SUZUKI | 7,932 | 8,195 | 23,505 |
KAWASAKI | 6,124 | 9,761 | 23,635 |
Vespa | 4,550 | 4,300 | 12,093 |
その他 | 13,079 | 10,354 | 37,891 |
総数 | 586,396 | 559,202 | 1,743,113 |
出所:prachachat thurakitの集計による
GPX、並びに競合ブランドのバイク販売状況
前年(2016年)1月~4月の累計販売実績との比較では、スズキは5位から4位へと順位を上げたものの、販売台数は僅かながら減少し、市場全体の販売総数が増加傾向の中で相反する動きを見せた。
また、前年1月~4月の販売実績が3位であったカワサキは、今年は販売台数が落ち込み5位となった。
今回3位となったGPXは販売台数も増加し、堅調な動きを見せている。“GPX”はタイブランドのオートバイであるが、ユーザーが求めるもの全てに応えたデザイン性や、手に届く価格設定という点が、他のブランドよりも優位に立ち、新たな顧客の開拓に繋がったようだ。
また、現在は、GPXの主力モデルの市場でもある、スポーツタイプのオートバイ市場の動きが顕著である。2015年時点ではごく僅かであったマーケットシェアが、2016年には17%のシェアを占めるまでに拡大した。尚、2016年の市場全体の成長率は、対前年比で4%であった。
Source: prachachat