みなさんはじめまして。 タイで映像制作会社を経営しているKです。今回は、「世界でもっともドローン規制が厳しい」と言われるタイで、飛行許可の申請にトライしてみました!
タイでドローン規制法を侵すとこうなる
今年9月に施行されたドローン規制法によると、罰則は「1年の懲役+罰金4万バーツ」となっています。
規制法のおもな内容
タイ語で書かれた書類を翻訳してもらったところ、おおまかに、このような内容が書かれていました。
- ①タイ交通省(交通輸送規制局)からの許可証を取得しドローン使用時に携帯すること。
- ②地上から90メートル以下で飛行させること。
- ③ドローンは目視できる範囲で飛ばすこと。
- ④飛行できるのは、太陽がのぼっている時間のみ etc…
これらのルールをやぶると、最悪で懲役刑…!ルールが曖昧で、ペナルティが厳しすぎるような。。「世界でもっともドローン規制が厳しい」と言われる理由がこれです。タイは微笑みの国といわれていますが、締めるところはグイグイ締めてきます。
許可証ゲットには、ドローン保険が必須
とにかく許可証を取らなければなりません。申請のため、タイ人スタッフから、担当部署へ電話で問い合わせ。
すると、申請書類の他、「ドローン保険に入ってください」と言われました。保険の加入証明も必要なんですね~。このあたりでだんだん面倒になってきますが、もともと保険には加入するつもりだったので、今度は保険会社へ。
タイは日本と違いドローン専用の保険がないので、オーダーメイドで組んでもらいました。(高かった…)
いよいよタイの交通省へ
申請書と保険の書類の束を抱えて交通省内にある「交通輸送規制局」 へ。名前の割にアットホームな雰囲気の事務所。怖い系の顔をした担当官。申請を行いました。
ドローンの飛行許可
審査の結果、晴れてタイ国内でのドローン飛行が認められ、許可証をもらえることになりました。(テンションが上がって、思わず怖い系の顔の担当官と自撮りしました)
タイで空撮するメリット
ここまで苦労して許可証を取る必要があったのか、まだ分かりませんが、今まで外注していた「空撮」 を自社で行えるのは嬉しいことだし、映像表現の幅がグッと広がりました。
これからの撮影が楽しみです。
続く
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