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タイで最も渋滞する交差点で起きた反政府集会の様子

「国民はけしてタクシンを許さない。」そんな思いで起こった恩赦法案に反対するデモは、先日のシーロムエリアに続いて本日は、バンコク一番のビジネス街とも言われるBTSアソーク駅(スクンビットソイ21)で、正午から再び行われた。

今月2度目となる集会はバンコクのど真ん中

ラマ6世通りのウルポン交差点で座り込みを続けていた約2500人、タマサート大学の学生約3500人は予定どおりタイ首相府方面に向かって行進を開始。そして、正午を過ぎた頃、演説は高架電車アソーク駅の丁度真下で始まった。

巨大交差点を埋め尽くした人の群れ

中心部一番のショッピングモール「ターミナル21」の前から小さく発生した演説の輪は、約1時間ほどで大きな交差点を埋め尽くし現場は歩行者天国のような状態と化した。

道行く人はタイの国旗をアレンジした様々なアイテムちらつかせ、運動会でよく見たあの甲高い警笛を演説の節々で吹き続けていた。

インラック首相が発表。恩赦法撤回。

丁度デモが行われていた14:00時過ぎ、現タイ政府が今回の恩赦法の申請を全面的に撤回する声明を発表。インラック首相は「二度と恩赦法及び和解法を検討することはしない」と話した上で、まずは現在行われている反政府集会を早期に解散してもらいたいと語った。

今回タイで起きた反政府デモって?

そもそも今回起きた反政府デモは、国外逃亡中のタクシン元首相の帰国につながる可能性のある恩赦法案。

その内容とは「政治対立の起点となった2006年のタクシン元首相追放クーデター以降に起きた街頭デモや、政治的な暴力事件などで逮捕された人全てに恩赦を与える」というもの。つまり、犯した罪を全て免除するということ。

「恩赦は現在の対立の克服と暴力の再燃抑止に必要」と度々繰り返し国民に訴えてきた現インラック首相ではあったが、与党を支持してきた元首相派勢力「反独裁民主戦線」も反対を表明するなど困惑した状況が続いていたため、今回の撤回はある意味仕方がないという意見も多い。

将棋倒しの事故などが置きないかと毎回心配になる大型の反政府集会、事故等は特に報じられていないのが逆に奇跡のようにも思えた。

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