年間を通して、今なお世界から沢山の不動産業者が訪れるバンコク。先日、タイの不動産企業「プラスプロパティ」は、2014年上半期のコンドミニアム事情を発表しました。
売りに出されたユニット数の合計は94,718戸で、そのうち実際に売れた件数は64,591戸(68%)でした。また、1平方メートルあたりの平均価格は94,000バーツ(316,800円前後)だったとのことです。
最高値をつけたのはシーロム・サトーンエリア
2014年上半期のコンドミニアムで1番高値がついたエリアは、バンコクのビジネス街とも言われている、シーロム、サトーン、ラマ4世通り。1平方メートルあたりの最高価格は、なんと360,000バーツ(1,214,300円前後)で、エリアの平均価格は148,000バーツ(499,200円前後)でした。
平均価格で最高値をつけたのは中心部のプルンチット
平均価格で一番高かったエリアは、プルンチット、チットロム、ラチャダムリー通りで、1平方メートルあたり225,000バーツ(759,200円前後)。実際に取引された価格は133,000(448,772円前後)〜340,000バーツ(1,147,200円前後)でした。
高値で取引されるBTS・MRT沿線と今後の注目エリア
バンコクのコンドミニアムの価格において、高値をつけるエリアはBTSやMRTの沿線と延伸予定地域。例えば、役所、ビジネス街や外国人が密集するアーリー駅などは高値がついているようです。また、数年後に「ラチャダーピセーク、ラップラオ付近」は新たなビジネス街になると注目されているエリアとして上げられました。
バンコクも香港に次ぎ、年々不動産価格が高くなっておりますが、2014年前半の政情不安が解消され、延長になった新しいプロジェクトが次々とスタートするため、後半も好調でしょう。
BTS・MRT沿線価格