過日開かれたNaohito UchiyamaのLive in Bangkokに続き、北海道在住のイラストレーターや画家らの作品を集めた「ILL POP COMMUNICATION」という展示会が11日からシーロム・ソイ19のARTERY POST-MODERN GALLERYで始まった。
空を舞う雪や冬景色の印象からタイ人の間でも最近人気の高い北海道。遠い北国の地からやってきたアーティストたちとその作品に触れ合おうと、初日から多くのタイ人客らが詰めかけた。(初日はオープニングセレモニーも合わせて実施)
作品を出展しているのは、前田麦、瀧原祥、森迫暁夫、ANALOG(相川実嗣&児玉美也子)の3氏と1ユニット。全員が北海道で活躍する現役のアーティストたちで、バンコクでの開催は初めて。
このうち、森迫さんの作品はシルクスクリーンと呼ばれる版画の一種で、完成した作品のデジタル的な感覚とは裏腹に、全てアナログの手作業が特徴。カッターナイフで1枚1枚用紙を切り取っていくという気の長い作業が必要で、1つの作品を仕上げるまでかなりの労力を要する。
森迫さんは「タイの寺院などを見ていると、とても細かいところまで手が入れ込んであって通じるものを感じる。タイの人たちにも是非、作品を見て欲しい」と語った。
そして、今回の展示会をプロデュースし、同行してタイ入りしている札幌市の建築業、木野哲也氏は「今までにない新たな切り口でアートを通じ北海道とタイの架け橋になれば」と狙いを話した。今後も積極的に展示会などを開催していきたいとしている。
展示会は25日まで。入場無料。
■展示会場の様子
on.fb.me/ILL-POP-COMMUNICATION
■上部のムービークリップも同じく北海道の映像クリエイターMARGEよる作品
www.youtube.com/user/o0mERGe0o?feature=watch
会場のARTERY POST-MODERN GALLERYは、最寄のBTSスカイトレイン・スラサック駅から徒歩約10分。シーロムソイ19を入ってすぐ右側。(BTSサラーデーン駅よりタクシーで1メーター)