旅行保険義務付けはフェリー沈没事件!?
7月1日付の「バンコク・ポスト」によると、タイ保険事業管理委員会(OIC)が年内にも外国人旅行者向けに保険加入を強制的に義務付けると発表したそうです。
保険料は20バーツで、死亡時の補償額は100万バーツ。これは、昨年7月にプーケットでフェリーが沈没し、多くの中国観光客が犠牲なったことを受けての措置だそうです。安全対策として保険を導入することで、観光促進に繋げたいようです。
タイの外国人観光客数は3800万人
タイは古くから観光立国を掲げ、昨年の外国人観光客数は3800万人に到達。そのうち約25%が中国人観光客とのことです。しかし、昨年の事故による中国人観光客減と6年ぶりのバーツ高水準を受け、観光業への影響が懸念されています。
世界トップ5入りを目指す
タイ政府観光庁のユタサック総裁も上半期を終え、今年の観光収入目標を当初の3兆4,000億バーツから3兆3,800億バーツへと下方修正することを発表しました。ただし、タイ人の国内旅行に伴う収入が堅調であることや、外国人観光客数も徐々に回復傾向にあることから、2020年の観光収入目標を3兆7,200億バーツ(前年目標比10%増)に設定し、21年の同目標を4兆バーツへと引き上げ、世界のトップ5入りすることを目指しているそうです。
日本も観光立国を掲げ右肩上がりで観光収入は増えていますが、タイには敵いませんね。