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タイはやっぱり都心ファースト?

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5年ぶりとなったタイの民政移管。新政権発足後のご祝儀施策でしょうか。地元紙によると、サックサイアム運輸相が「鉄道とバスの料金を値下げする」と発表したそうです。同運輸相は「国民の生活の負担を減らしたい」と語り、当然、負担は政府が補助金によって賄うそうです。

都市型鉄道を大幅値下げか

現在、バンコクを中心に走る高架鉄道BTSの料金は、距離別で16~44バーツ。地下鉄MRT は15~40バーツ。バス(エアコンなし)の初乗り料金は8バーツとなっています。同運輸相はBTSやMRTを一律15バーツにするとも話しているそうです。

地方在住は蚊帳の外

当然、国民にとって交通運賃の値下げは、嬉しいはず。このニュースは、タイに住む日本人コミュニティでもSNS上なのでシェアされ、話題となりました。とはいえ、中には「ただでさえ、BTSやMRTでは通勤通学ラッシュ時に乗車できないほどの混雑がますますひどくなる」や「都心ファーストであって、地方にはまったく関係のない話。本当の庶民は地方にこそいる」など、批判の声もあります。

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地方への恩恵はなし

ただ、タイは「バンコク国と地方国の2国」と揶揄されるほど、首都バンコク近郊住人とそれ以外に住む人たちでは、まったく異なる生活スタイルだし、所得格差も大きい。特に全人口の4割近くが農業生産者であり、現金収入が月1万バーツ以下で生活している人が多いのが地方国です。利用者にとっては関係のない意見かもしれませんが、バンコクを中心に都市型交通の延伸・新線整備が進む中で、「財源は大丈夫なのだろうか?」との心配は無用でしょうか。

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