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アイドル&物産展の相性抜群説「NIPPON HAKU BANGKOK 2019」

アイドル&物産展の相性抜群説「NIPPON HAKU BANGKOK 2019」

アイドルが物産展で大トリを務める

今年もやって参りました「NIPPON HAKU BANGKOK 2019」。前身の「Japan Expo in Thailand」から数えて5年目となる本イベントは日本を紹介する物産展として非常に実績のある催しだ。これまでも仮面女子WORLD ORDERなど日本から名だたるアイドルやパフォーマーたちを招致しイベントの盛り上げに一役買って来た。ただこれまでは主催者側の意向として、主に日本への留学や日系企業への就職などをタイ人に対し需要を促したいという思惑がある。言わばお堅いお役所とアイドルが共生するといったような少しちぐはぐな面があった。しかし今回は違う。その答えはタイのアイドルBNK48が舞台の大トリを務めた事に起因するのかもしれない。

BNK48 新ユニット「mimigumo」

本来はパフォーマー達を呼び水に他のブースにも興味を持ってもらうことが目的であったにもかかわらず、来場者は仮面女子なら仮面女子を見て帰るといったような、点のみでの人寄せに終わっていた感が否めない。しかしながらBNK48は、既にタイ国内老若男女すべての年代に浸透している。それが故に小さなお子さんから年配の方まで、みんな最後まで帰らなかった。そしてそれまでの間、他のブースを見て回っていたのだ。また会場内ではLittle AKIBAなるスペースで日本の本場ヲタ芸をレクチャーするなど、去年に増してヲタ色に力が入っており界隈の人も盛り上がっていた。もちろん食や地方の特産品、留学、就職ブースなど皆がそれぞれを楽しんだ。

さらに数字的な観点からも昨年3日間での来場者数が延べ71000人だったのに対し、今年は延べ84000人と18%も来場者数を伸ばしている。(運営からの公式発表)最後のBNK48のステージでは、日曜日19時30分という時間にも関わずメインステージをはみ出す観客入りとなり、イベント終了まで会場内の人だかりが絶えなかったことからも、今回の仮説の証明となったのではないであろうか。

満足度2000% BNK48初の3人ユニット

これにはBNK48運営側にも仕掛けがあった。8月の握手会時にアナウンスされたBNK48初の3人ユニットをこのNIPPON HAKUで披露すると宣言していたからである。しかもアイドルファンのツボを得た「萌え選抜」ともいうべきMusic, Kaimook, Jaaの3人からなる王道アイドルユニットである。これはガチファンならずとも見たいに決まっている。またユニット名、コンセプト、選曲など、その一切を明かさずにここまで来ているので、そのエックスdayをカウントダウンするほど待ち望んでいたファンもいたくらいだ。

さあそれでは一つ一つ明らかにしていこう。先ずユニット名は「mimigumo」。雲のイラストと共に出てきたので雲はわかる。でもmimiって? 日本語の「耳」のことではあるんだが、Kaimook曰く「耳がある雲なの~」とのこと。はあ~? その後、何度も見返したがなんで耳なのかさっぱりわからんかった。ただね、これはオディサンの悪い癖。意味なんて考えてつけるもんじゃないんだよ。雲に耳がついてたらカワウィーに決まってるじゃん。多分ただそれだけ(だと思う)。そしてコンセプトは、どんな時でも空を見上げたら幸せな気分になれる、だからそんな時の雲のような存在になりたいってことらしい。これはオディサンでもわかるわ~。最後に選曲。これが素晴らしかった。正に王道のアイドルソング3曲を熱唱。先ず一曲目はKaimookセンターの「Candy」。AKB48の隠れた名曲として名高い。小道具のキャンディーをKaimookが観客にあげようとするところをMusicが諫めるシーンがあり、Kaimookの天然がキラリと光る一面だった。

二曲目はなんとMusicがソロで歌う「Myujikkii」(みゅーじっきー)。NMB48時の渡辺美優紀ソロ曲のタイトル「わるきー」のカバーでタイトルをもじってこのようになった模様。ただ渡辺美優紀の愛称「みるきー」が元となるタイトルなので、本当ならWarujik(わるじっく)になるのでは?といったネット上の小ネタも囁かれる。またBNK48では初めての本店(AKB48)以外からの選曲に、今後の選曲の幅が広がったとファンの夢を膨らます一作ともなった。最後はJaaがセンターを務める「Heart Gata Virus」「Heart Gata Virus」。こちらもAKB48「ハート型ウイルス」からの引用だ。タイ語というか英語風だと「ホァートガタヴァイルス」となるからタイ人と話す時は気をつけよう。(笑)

また曲の合間は通常、自己紹介やトークショーなどで繋ぐことも多いのだが、今回はBNK48劇場がそのまま来たかのような小芝居を入れ込んだりと、全く無駄のないステージに一同満足度2000%だったのではないだろうか。夜20時を過ぎてまで続いたこのイベントの帰り道、その人々の顔に笑顔が絶えなかったことを覚える。

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